藤田貴大のマームとジプシー、舞台作品の円盤化クラファン企画。

Culture 2022.12.17

演劇作家・藤田貴大が主宰するマームとジプシーが、初めて、舞台作品『Light house』と『cocoon(2022年版)』をDVD/Blu-ray化。その製作費を募るクラウドファンディングを、CAMPFIREにて12月17日よりスタート。

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『cocoon(2022年版)』より。photography / Naobumi Okamoto

今回DVD/Blu-ray化するのは、2013年に、今日マチ子の漫画『cocoon』を原作に、沖縄戦に動員される少女たちに着想を得て製作した『cocoon』と、2021年10月に沖縄県那覇市に開館した劇場「那覇文化芸術劇場 なはーと」のこけら落としシリーズとして、劇場と共同製作し、沖縄に流れる「今」という時間を見つめひとつの作品にした『Light house』の2作品。どちらもマームとジプシーが沖縄という土地と向き合うことで生まれたものだ。DVD/Blu-ray化は、この2作品をこれから先の未来に向けて手元に残る形でつなげていく試みでもある。

パンデミックにより大きな打撃を受けた演劇界だが、マームとジプシーも例外ではなく、『Light house』が全16回のうち11回、『cocoon』は全9回のうち7回が中止となり、マームとジプシーが主催となり興行した東京公演は約4500名分のチケット収入を得ることができず、2022年10月から来年3月にかけて予定していた最新作のリハーサルや公演なども中止せざるを得なかった。今回のDVD/Blu-rayの販売プロジェクトは、10年にわたり沖縄という土地と向き合い作業を続けてきた時間を、これからの10年、そのさらに先へ向けて記録という目に見える形でいま残そうという決意から生まれた。また、多くの人々の観劇の機会が失われた状況のなか、映像化することで会場に足を運んだ観客だけでなく、より多くの人々に作品を届けたいという願いももちろんある。クラウドファンディングにより、マームとジプシーの今後の新たな活動にもつなげていく予定だ。

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『cocoon(2022年版)』より。photography / Naobumi Okamoto

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『Light house』より。photography / Naobumi Okamoto

マームとジプシー 『cocoon(2022年版)』『Light house』
DVD/Blu-ray製作 クラウドファンディング


https://camp-fire.jp/projects/598731/preview?token=3k8eqsuf&utm_campaign=cp_po_share_c_msg_projects_preview
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