カミラ王妃、イメージアップのために使った美容医療代とは?
Culture 2022.12.20
長い間、イギリスから嫌われてきたカミラ王妃は、世論を取り戻すためのキャンペーンをしばらく続けている。これにはイメージチェンジも含まれている。
カミラ王妃。(2022年12月6日、ロンドン)photography: Abaca
2022年9月8日、エリザベス女王が逝去された。長男が国王チャールズ3世となった。その傍らには、彼の大恋愛相手であるカミラ・パーカー・ボウルズが、王妃の称号を受け継いだ。長い間、影の薄い女性であり続け、ダイアナ妃がBBCに「この結婚には3人存在する」と打ち明け、行き過ぎた女性と言うイメージがついたカミラ王妃。その地位を獲得するには程遠い道のりだった。
王室夫妻の離婚がようやく成立し、愛人は正式な地位を得たものの、ダイアナ妃を溺愛する人々の怒りに直面せざるを得なかった。2005年に行われたふたりの結婚式にはエリザベス女王は出席せず、世論調査でのカミラ王妃の人気は上がらなかった。
国王の伴侶としての将来に備え、コミュニケーション戦略を全面的に打ち出した。そして、人気を得るために、カミラ王妃もイメチェンを図った。これについては、ベルトラン・メイヤー=スタブレーが2022年5月に出版された著書『マジェステ』(ピグマリオン社)の中で書いている。
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目尻のシワ
彼女のプログラム内容は? 歯のホワイトニングは10000ポンド(約169万円)で歯並びを整えた。しかし、著者によれば、変身はそれだけにとどまらず、「額のシワ」を治すボトックス注射にも言及している。「目尻のシワや唇の周りの小ジワを消すためのピーリングやレーザー治療」も数回行った。カミラ王妃は6ヶ月で天文学的な金額を費やし、コミュニケーションの専門家の勧告に従って、王室の一員に求められる水準に見合うように容姿を改善することに何のためらいもなかったと著者は言う。
カミラ王妃は、「素朴なカントリーブーツとシャビーなツイードのズボン」から「デザイナーズスーツやヴァレンティノのタイトなドレス」へと服装を変えている。「それもこれも、有名な栄養士の指導のもとで2サイズも痩せたからです」。10月、雑誌「ポアン・ド・ヴュ」はカミラ王妃が、ホメオパシープラクティショナーで、鍼治療、ヨガ、自然療法、水治療、マインドフルネス瞑想なども行うアイザック・マータイ博士が経営するホリスティック・フィットネスセンター「Soukya(サウキャ)」で過ごすためにインドへ飛び立ったと報じた。また、博士の妻のスジャ・イサックは、治療プログラムの食事療法を監督している。
text: Justine Feutry (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi