「ハリー王子に裏切られた」キャサリン皇太子妃のドキュメンタリーへの感想が報道。
Culture 2023.01.03
Netflixのドキュメンタリー番組「ハリー&メーガン」でのハリー王子のコメントにキャサリン皇太子妃が「傷ついた」と、雑誌「USウィークリー」が22日(木)に報じた。
(左から)ウィンザー城で手を振るキャサリン皇太子妃、ウィリアム皇太子、ハリー王子、メーガン夫人。(2022年9月10日)photography: Abaca
Netflixのドキュメンタリー番組「ハリー&メーガン」の放映以来、ハリー王子はキャサリン皇太子妃と「関係が悪くなった」と伝えられている。これは、少なくとも匿名の情報筋が12月22日(木)に雑誌「USウィークリー」に断言したものだ。実際、ウィリアム皇太子夫妻はハリー王子とメーガン夫人の発言に公には反応していないが、ふたりとも密かに影響を受けていると言われている。
キャサリン皇太子妃は、プライベートで失望を表明したと言われている。「ケイトはハリーにこんなことをされて傷つき、裏切られたと感じています。特にふたりはとても仲が良かったですから」と目撃者は続けた。情報筋は、12月8日と15日に3回に分けて放映された6部構成のこのドキュメンタリー番組を、ウェールズの「とげ」と呼んだ。
---fadeinpager---
一歩後退
しかし、ウィリアム皇太子はこの件に関して公式に発言することを嫌がっていると伝えられている。「ウィリアムは自分の言い分を述べたり、公然と報復したりするつもりはありません。威厳を保ち、仕事を続けているのです」と、夫妻に近い関係者は語った。しかし、ウィリアム皇太子もまた次男をよく思っていないようだ。「ハリーが自分と家族を冷笑的に描いたことに、彼は失望しているのです」と情報筋は説明する。「ウィリアムはCBSのインタビュー(2021年3月に行われたオプラ・ウィンフリーとのインタビュー)の後、彼らが前進することを望んでいたが、ハリーが公の場で暴露したことはふたりの兄弟の対立を深めるだけで、彼らは一歩後退してしまった」と続けた。
---fadeinpager---
冷たい対応
ドキュメンタリー番組の中で、ハリー王子夫妻はウィリアム皇太子一家について何度も言及している。ハリー王子は、「メグジット」の直後に行われたサンドリンガムでの会合で、兄が「怒鳴った」ことで、「恐怖を感じた」と述べた。ハリー王子はまた、ウィリアム皇太子が自分の家族ではなく「体制側」に味方したことを「悲しく思う」と述べた。
また、30代のハリー王子は「王室に嫁ぐ女性の困難や苦しみ」にも言及し、義姉も苦しんでいるかもしれない、と示唆した。一方、メーガン夫人は、キャサリン皇太子妃に非公式に会い、ハグをしたところ、冷たい対応を受けたという。2023年1月10日に発売されるハリー王子の回顧録『SPARE(原題)』が、こうした家族間の緊張を和らげることはないだろう。
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi