キム・カーダシアン、ダイアナ妃が身に着けていたダイヤモンドのペンダントを購入。
Culture 2023.01.22
リアリティ番組のスター、キム・カーダシアンは、ロンドンで行われたチャリティ・ガラで、1980年代にダイアナ妃が身に着けていた非常に貴重なジュエリーを自分用に購入した。
チャリティイベントでクロスペンダントを身につけたダイアナ妃。 (ロンドン、1987年10月27日) photography: Getty Images
キム・カーダシアンのジュエリーボックスには、たくさんの秘密が詰まっている。彼女は英国君主が保有していたジュエリーをいくつか持っていると言われている。リアリティ番組のスターのキム・カーダシアンが、ダイアナ妃が身につけていたダイヤモンドで飾られたクロスペンダントを購入したことを、1月18日(水)に雑誌「ピープル」が明らかにした。オークション会社サザビーズが開催する“ロイヤル&ノーブル”のオークションで手に入れたと言われている。その落札価格は197,453ドル(約2540万円)となり、当初の予想の2倍以上だった。
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1987年10月27日、ロンドンで開催されたチャリティ・ガラで、黒と紫のエリザベス朝風のフリルドレスで登場したダイアナ妃は、非常に注目を集めた。この際、ダイアナ妃が身につけていたのが、ダイヤモンドとスクエアアメジストで飾られた大きなクロスペンダントだった。「ダイアナ妃以外には、このペンダントを身につけられる人はほぼいないでしょう」と、ジュエリーの前オーナー、ネイム・アッタラーの息子、ラムジー・アッタラー氏は雑誌「ヴォーグ」に語っている。
サザビーズロンドンのジュエリー部門責任者であるクリスチャン・スポフォース氏は、「このジュエリーは、サイズ、色、スタイルが大胆で印象的な作品です。信念またはファッション、あるいはその両方の強い印象を与えるに違いありません。この作品が、また新たな世界的著名人の手に渡り、新たな命を得たことを嬉しく思います」と声明を発表した。 一方、雑誌「ピープル」の情報筋によると、キム・カーダシアンは、ダイアナ妃がかつて身に着けていた高級ジュエリーを所有することを光栄に思っているという。
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100年前の宝石
サザビーズによると、このクロスペンダントは、1843年から2007年まで英国王室の公式宝石商であったガラード社によって1920年代に製作されたものである。イギリス系パレスチナ人の実業家ナイム・アッタラ氏(当時のアスプレイ&ガラード(現ガラード)の元最高経営責任者)が購入し、このペンダントを1980年代、ダイアナ妃に貸し出していた。しかし、ダイアナ妃以降、公の場で誰も身につけることはなかった。キム・カーダシアンがペンダントをお披露目してくれる日が待ち遠しい。
text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi