妻ナタリーの死から2年、アラン・ドロンが贈る優しさと情熱のメッセージ。

Culture 2023.01.23

俳優アラン・ドロンが、前妻であり第一子アンソニーの母でもあるナタリー・ドロンにメッセージを贈った。ナタリー・ドロンは2年前にガンで亡くなっている。79歳であった。

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アラン・ドロン、ナタリー・ドロン夫妻。(フランス、1960年)photography: Abaca

アラン・ドロンの元妻(1964〜1969年)であり、第一子アンソニーの母親であったナタリー・ドロン。ナタリー・ドロンは膵臓ガンのため、2年前の1月21日に亡くなった。彼女の命日である今週土曜日、アラン・ドロン(79)は彼女に感動的なメッセージを捧げ、彼女との思い出、そして絆を振り返った。

 

 

AFP通信に寄せられたメッセージの中で、俳優アラン・ドロンは、「君と一緒に、長男のアンソニーを授かった。君と一緒に、情熱は無限であることを知った......(君が亡くなって)すでに2年も経った......。君がいなくて寂しい、知っているだろう......」と記している。ジャーナリストのジャン-フランソワ ギュイヨ氏がTwitterに投稿したメッセージには、かつてのふたりの白黒写真が添えられていた。

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「魔法は効かない」

ふたりの息子であるアンソニー(58歳、現在俳優としても活躍中)もInstagramで母へのメッセージを寄せている。「"時が経てば"と言いますが、その通りだと思います。ただ、いまはその魔法が全く効かないのです。母が亡くなって2年がたちます。いままで以上に会いたいのです」。

 

 

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唯一のドロン夫人

アラン・ドロンは女優のロミー・シュナイダーやミレイユ・ダルクなど何人もの恋人がいたが、ナタリー・ドロン(本名フランシーヌ・カノヴァ)はアラン・ドロンと結婚した唯一の女性であった。彼女が亡くなった年の2021年、アラン・ドロンはこう宣言している。「とても悲しいです。私が愛していた人たちが去っていくのは、いつもとてもつらいことです(中略)ナタリーは私の最初の妻であり、唯一の妻でした」。元夫婦は連絡を取り合い、愛情と交流を保ち続けた。「よく会っていました。私は彼女の人生の一部であり、彼女は私の人生の一部だったのです」。

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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