ジャファー・ジャクソン、待望の伝記映画で叔父のマイケル・ジャクソンを演じることが決定。
Culture 2023.02.01
マイケル・ジャクソンの甥、ジャファー・ジャクソンが、米アントワーン・フークア監督が準備中の伝記映画『マイケル』で“キング・オブ・ポップ”を演じることが決定した。
ラ・トーヤ・ジャクソンと甥のジャファー・ジャクソン。(ロサンゼルス、2019年9月14日)photography: Abaca
まもなく公開されるマイケル・ジャクソンに捧げる伝記映画で、マイケル・ジャクソンを演じる人物の名前がついに公式発表された。この幸運な男性は、ジャクソン一族の一員であり、故「キング・オブ・ポップ」の弟でジャクソン5の元メンバー、ジャーメイン・ジャクソンの26歳の息子、ジャファー・ジャクソンだ。本作の監督であるアントワーン・フークアは、1月30日(月)に自身のInstagramアカウントで、このニュースを発表した。「“キング・オブ・ポップ”となったマイケルの人生の旅路を探求する伝記映画で、ジャファー・ジャクソンがマイケル役を演じることを発表できることを誇りに思います」。彼は、若き俳優が著名な叔父のステップを真似ている白黒写真にキャプションを付けた。
「叔父のマイケルの物語を実現することができて、とても光栄に思います。世界中のファンの皆さん、すぐにお会いしましょう」と、ジャファー・ジャクソンはTwitterとInstagramですぐに反応した。
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“この役を演じることができる唯一の人物”
ジャファー・ジャクソンは、マイケルの兄であるジャーメイン・ジャクソンの7人の子供のうちのひとりで、1996年に生まれた。米国の報道によると、彼は音楽に熱心で、12歳の頃から歌とピアノを演奏していたそうだ。2019年、ファーストシングル:「Got Me Singing(ゴット・ミー・シンギング)」をリリース。マイケルの母キャサリン・ジャクソンは、米メディア「ハリウッド・リポーター」のコラムで、「ジャファーは私の息子そのもの。“アーティスト”として、“パフォーマー”として、彼が我々の遺産を受け継いでくれるのは素晴らしいことです」と述べた。
本作のプロデューサーであるグラハム・キングは、フレディ・マーキュリーに捧げた伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』ですでに成功を収めているが、前作同様に意気込みを語っている。「2年以上前にジャファーに会って、マイケルの精神と個性を体現している彼に圧倒されました」と、イギリスの映画プロデューサーは振り返る。「世界中を探しても、彼しか演じられないと思えるほどの力強さだった。彼が叔父の伝記映画への参加を承諾してくれたことを嬉しく思う。マイケル・ジャクソンとして大画面に登場する彼の姿を世界が見るのが待ちきれない」。
映画『マイケル』は今年末に撮影を開始する。脚本は『グラディエーター』『007 スカイフォール』『007 スペクター』などを手掛けたジョン・ローガンが担当する予定だ。制作会社のライオンズゲイトによると、この映画はマイケル・ジャクソンの人生のあらゆる側面をカバーするという。ジャクソン・ファミリーがプロジェクトに深く関わっているだけに、彼が受けた小児性愛の告発をはじめとする彼の人生の暗部に、映画制作チームがどのように取り組むかはまだ不明である。
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text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi