プリシラ・プレスリー、急死した娘リサ・マリーの遺言に不服申し立て。

Culture 2023.02.03

77歳のプリシラ・プレスリーは、1月に54歳で亡くなった娘リサ・マリー・プレスリーの遺言内容が不服だとして、遺言の「信憑性と有効性」について1月26日、ロサンゼルス高等裁判所に申し立てをおこなった。

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映画『エルヴィス』のプレミア上映会でのリサ・マリーと母プリシラ・プレスリー。(ラスベガス、2023年1月12日) photography: Abaca

フランスでは2017年、国民的人気歌手ジョニー・アリディが亡くなったときに遺族の相続争いが起きたが、プレスリー家もそうなるのだろうか? 1月12日に54歳で亡くなった娘リサ・マリー・プレスリーの遺言の有効性について、1月26日に母プリシラ・プレスリーはロサンゼルス高等裁判所へ不服申し立てをおこなった。「2016年にあったとされる遺言の書き換え」を無効とするためだ。この書き換えによりプリシラの名は遺言から消え、プリシラの孫のライリー・キーオとベンジャミン・キーオが指定された、と米ニュースサイト「ページ・シックス」は報じている。

リサ・マリーはもともと1993年1月の遺言で、元マネージャーのバリー・シーゲルと母プリシラを遺産管理の共同受託者に指名していた。「ページ・シックス」によれば同時に「撤回可能信託が設定され、さらに2010年1月27日に遺言の全面的な修正が行われた」そうだ。

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署名は偽造されたのだろうか

2016年3月、リサ・マリー・プレスリーは遺言をさらに書き換え、これまでの受託者ふたりを廃してライリー・キーオとベンジャミン・キーオ、すなわち最初の夫ダニー・キーオとの間に生まれた子どもふたりを指名した。2020年にベンジャミンが亡くなったため、遺産管理はプリシラの孫娘である女優のライリー・キーオひとりに委ねられることとなる。

今回申立てをおこなったプリシラの主張はふたつ。まず、署名が娘のものとは思えないということ。さらに、娘の気が本当に変わっていたのならば、それまでの受託者に知らせるべきだったし、娘に限って知らせないということはありえないと言う。

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負債額1600万ドル

記事ではリサ・マリー・プレスリーが生前に借金を抱えていたことも指摘されている。 リサ・マリーは元マネージャーバリー・シーゲルのせいで父エルヴィス・プレスリーの財産が減ってしまったとして元マネージャーと争っていた。1600万ドル近い負債の多くは未納の税金。残された唯一の財産はメンフィスのグレイスランドにある実家で、リサ・マリーはいま、父エルヴィスや息子ベンジャミンとともにこの場所に埋葬されている。

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr)

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