ジャック・ニコルソンの娘が語る、「父不在の子ども時代」とは。

Culture 2023.02.25

著名な俳優ジャック・ニコルソンの娘テッサ・グーリンが、2月15日(水)、米ニュースサイト「デイリー・ビースト」の取材に応じた。28歳の娘は、父親のことはよく知らないが、女優としてのキャリアを積んでいる。

 

 

ジャック・ニコルソンとジェニン・グーリンとの間に生まれたテッサ・グーリン。Instagram@tessadotgourin

ジャック・ニコルソンは、映画に対する愛情を娘に伝えたが、それは遠く離れた場所からだった。ジャック・ニコルソンとジェニン・グーリンとの間に生まれたテッサ・グーリンは、父親のことをよく知らずに育った。「父がパワフルな人間で金持ちであることは知っていた。父は自分と関係を持つことに全く関心がなかった」と彼女は2月15日(水)、「デイリー・ビースト」のコラムで述べたが、28歳の彼女は、俳優である父の足跡をたどっている。

「幼い頃、母から有名なお父さんがいることは誰にも言わないで、と言われていた」と打ち明けた。若い頃、何度か父に会ったことがあるものの、もう何年も会っていないという。「子供時代って選択肢がない。事実上父親だという人に母親から時々会うように言われ、それに従っていた。でも父親が誰なのかよくわかっていなかったの」と語った。

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ネポ・ベイビー

テッサは、ジャック・ニコルソンが、最初の学業に資金を出してくれたことを改めて認めている。2月初め、彼女は「ニューズウィーク」に掲載された記事の中で、「彼の助けのおかげで、多くの有名な私立学校に通いましたが、退学させられました」と述べた。その中で彼女は、親の名声に頼ってキャリアを積む「ネポ・ベイビー」(「著名人の息子や娘」という意味)に言及した。「父を持たずに育った私は、他のセレブの子供たちが役を得たり、巨大な事務所と契約したりするのを脇で苛立ちを感じながら見ていた」と言う。「私立学校に通い、それはそれでありがたかったけれど、家庭環境は良くなかったので、良い教育の恩恵を十分に受けたとは言えない。(中略)もちろん、貧乏な家庭で育ってあわれだ、と言っているわけではないの。私はやんちゃだったし、母親は私を甘やかしていた」。

 

 

そう、いつも聞かれるあのこと。それについて@newsweekにエッセイを書いたわ。最初は、公の場でこのことを話すのをためらっていた。(時折、インスタに躁うつ病のように暴言を吐く以外は)。ライアン・スミスのおかげで、自分の言葉で話す機会を得ることができた❤️(ってわけで、この記事で紹介することに。)

一方、テッサは映画界に入ったばかりの頃、父の隠し子であることで拒否されるのではないかと恐れていたことを明かした。「父は私を必要としていない。粘着質だと思われるのが怖かった」と言う。その後、テッサはこの感情を克服し、すでに『ストレンジャーズ・アームズ(原題)』などいくつかの映画に出演している。

ジャック・ニコルソンには、他に4人の交際相手との間に5人の子供がいる。女優サンドラ・ナイトとの間にジェニファー・ニコルソン、女優スーザン・アンスパックとの間にケイレブ・ゴダード、ウィニー・ホルマンとの間にハニー・ホルマン、その他女優レベッカ・ブルーサードとの間にロレインとレイ・ニコルソンというふたりの子供がいる。

text: La rédaction (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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