タイガー・ウッズのジョークに「女性蔑視」と批判が殺到、謝罪へ。
Culture 2023.02.22
2月17日、タイガー・ウッズは同じ組で回っていた選手のジャスティン・トーマスに生理用品を手渡ししたことを謝罪した。
第1ラウンド終了後、記者会見するタイガー・ウッズ。(カリフォルニア州、2023年2月17日) photography: Getty Images
米国男子ゴルフツアー、ジェネシス招待に出場中のタイガー・ウッズは2月17日、「どうであれ、不快に感じた方がいたら申し訳ないことをした。そんなつもりではなかった」と謝罪した。ことの発端は前日の第1ラウンドでプレー中、タイガー・ウッズが悪ふざけをしたことだった。9番ホールで一緒にプレーする選手より遠くにボールを飛ばした後、タンポンを相手に手渡したのだ。「USAトゥデイ」紙のコラムニスト、クリスティン・ブレナンは、「何を意味するかは明らかだった。何世代もの間、愚かで自信もなかったりする男の子たちが取ってきた行動だ。おまえは女みたいだという意味がこめられている」と語った。
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Tiger Woods had a gift for Justin Thomas after driving it past him on number nine.
— Rick Gehman (@RickRunGood) February 17, 2023
(via @GettyImages) pic.twitter.com/HXZEQSAhEU
「女性グローバルエンパワーメント基金」の業務執行取締役員であるカレン・シュガーに言わせれば、タイガー・ウッズの行いは「女性蔑視」の表れだ。「世界中の少女や女性をばかにしている」とカレンは憤る。「月経は迷惑で恥ずかしいもの、あるいは弱さの象徴なのでしょうか?」とも問いかけ、スポーツの世界における月経の問題に目を向けた。
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「ジョークだった」
第1ラウンド終了後の2月17日に行われた記者会見で、タイガー・ウッズは平謝りだった。誰も怒らせるつもりはなかったと言い、「友達どうしのジョークだった。お互いしょっちゅうふざけている」と釈明した。確かにタイガー・ウッズはジャスティン・トーマスと仲がいい。いずれにせよ、今後はジョークでも気をつける必要があるだろう。
text: La Rédaction (madame.lefigaro.fr)