アルコール依存症でホームレスだったマドンナの兄、66歳で死去。マドンナは沈黙を守る
Culture 2023.03.02
アルコール依存症でホームレスのアンソニー・チッコーネが、2月25日(土)に亡くなった。彼は数年前から妹であるマドンナとは疎遠だった。
故郷のミシガンで撮影されたマドンナの兄アンソニー・チッコーネ。photography: Abaca
「私の義兄、アンソニー・チッコーネは昨夜この世を去りました。私が15歳の春にミシガンで生活していた頃から彼のことを知っており、あれから随分と長い年月が過ぎました」と、マドンナの妹の夫であるジョー・ヘンリーは2月26日(日)にInstagramにコメントした。歌手マドンナの兄弟のひとりであるアンソニー・チッコーネは、2月25日(土)に66歳で死去した。死因はまだ明らかにされていない。
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「アンソニーは複雑な性格でした。本当の兄弟と同様、私たちは時に揉めることもありました。でも私は彼を愛していたし、理解していたつもりでした。トラブルは消えました。 [...] さよなら、ブラザー・アンソニー。お母さんが(そして私が)信じる神様が、君を迎えに来ると信じているよ」とジョー・ヘンリーは続けた。
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「私は恥ずべき存在」
マドンナ(64)は、アンソニー・チッコーネと疎遠になっており、このニュースにまだ反応していない。アンソニーはマーティン、クリストファー、メラニー(ジョー・ヘンリーの妻)、マリオ、ジェニファー、ポーラの兄でもあった。アルコール中毒だった彼は、数年前から兄弟と疎遠になっていた。英タブロイド紙『デイリー・メール』が報じたように、故郷のミシガンでは一時期ホームレス状態になっていた。
アンソニー・チッコーネは、家族に見捨てられたと何度かメディアで示唆していた。『デイリー・メール』に対し、彼は次のように語っていた。「私が辛い思いをしているときに、家族は私に背を向けた。なぜ妹は億万長者なのに、君は路上で寝ているのか、と何度も聞かれたよ。私は恥ずべき存在。もし私が凍死したら、家族は少なくとも6ヶ月はそのことに気づかないだろう」。
しかしながら、最終的にアンソニーはリハビリ施設に通い、娘や兄弟のクリストファー・チッコーネなど、家族の何人かと再会していた。
text: La Rédaction (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi