チャールズ3世の戴冠式記念コンサート、大物ミュージシャンたちが出演を辞退する理由とは?
Culture 2023.03.02
5月6日、ウェストミンスター寺院での戴冠式の後、ウィンザー城で大規模な記念コンサートが予定されている。だが出演交渉が難航し、アーティストがなかなか決まらないらしい。
ハリー王子とメーガン夫人はチャールズ3世の戴冠式にくるのだろうか? 何ヶ月も前からマスコミはこの話題で盛りあがっている。バッキンガム宮殿にとっては頭の痛い難題だろうが、解決すべき問題は他にもある。戴冠式後の記念コンサートの出演者がなかなか決まらないのだ。
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時間との戦い
イギリスの「サン」紙によると、すでにエルトン・ジョン、スパイス・ガールズ、ハリー・スタイルズから出演を断られたそうだ。アデル、ロビー・ウィリアムズ、エド・シーランも同様と伝えられている。予想外の事態に、バッキンガム宮殿の関係者はあせっているようだ。
「時間との戦いになる。主催者側は良い顔ぶれをそろえたいのにうまくいかないことだらけだ」と匿名の関係者が「サン」紙に語る。「エルトン・ジョンは候補リストのトップに載っていたが、ヨーロッパツアーの最中で、このウィンザー城でのコンサートの前後、前の金曜日と直後にドイツでの公演が予定されている。だからスケジュール的に難しい」
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クイーン、アリシア・キーズ、ダイアナ・ロス
ハリー・スタイルズも同様の状況だ。「彼もツアーで忙しく、主要メンバーも揃わない。みんな十分な休養が必要なためだ」と関係者は続けた。ロビー・ウィリアムズが出演しないため、バンド「テイク・ザット」は出演するがフルメンバーではないことになる。歌手のオリー・マーズとも交渉中のようだ。
出演が決まっているのはカイリーとダニー・ミノーグ、そしてライオネル・リッチーとアンドリュー・ロイド・ウェーバー。2022年6月に開催されたエリザベス女王の在位70周年コンサートではクイーン、デュラン・デュラン、ダイアナ・ロス、アリシア・キーズといったビッグネームが集まっただけに、今回2000人以上の招待客が集まる戴冠記念コンサートの出演者にも注目が集まらざるをえない。
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)