ヒュー・ジャックマン、自身の皮膚がんについて語る。

Culture 2023.03.03

2月28日に掲載された日刊紙「ル・パリジャン」のインタビューで、俳優のヒュー・ジャックマンが自身の皮膚がんについて語った。

Instagram@thehughjackman

2017年の映画『LOGAN/ローガン』のプロモーションの際にヒュー・ジャックマンが鼻にあてていたガーゼは、当時注目されることはなかった。2月28日に掲載された仏日刊紙「ル・パリジャン」のインタビューで、彼は自身の皮膚がんについて語った。

「顔面に5つの皮膚がんがあった。幸いなことに、危険性は極めて低いものだった」と彼は明かした。彼の皮膚がんは、過去の生活習慣の結果発症したようだ。「オーストラリア育ちのイギリス人の私の肌に起こった問題だ。若い頃は日焼け止めを使わず、日焼けして皮が剥け、また同じ場所で日焼けする、そんなことを繰り返していた」とヒュー・ジャックマンは言う。さらにこう続けた。「当時は、自分の身を守るために何をすべきか意識が低かった。太陽の光を浴びすぎた結果が現れるのは25年後だからね」

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「再発の可能性がある」

彼の体調不良は2013年に始まっていた。「妻のデボラが、鼻にできたシミを調べてもらうように言ったんだ」と、当時のことをInstagramで振り返っている。「そして、彼女の言う通りだった。私は基底細胞がんだった。どうか私のような愚かなことはしないで欲しい。(気になるときは)医師の診断を受け、日焼け止めを塗ってほしい」と述べた。

皮膚がんが致命的になることはほとんどないが、皮膚組織を破壊して傷跡を残すことがある。ヒュー・ジャックマンは2013年から2017年にかけて6回の手術を受けた。5年間は完治しているが、再発の可能性がないわけではない。「主治医は、私がどんなに紫外線を避けようとも、再発する可能性があると述べている」と「ル・パリジャン」に明らかにした。それゆえ、ヒュー・ジャックマンは、この病気がもたらす有害な影響について、地域社会で意識を高め続けることが重要だと語った。

text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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