犬型ロボットがドレスを脱がす!? コペルニのショーがまた話題に。

Culture 2023.03.07

セバスチャン・メイヤーとアルノー・ヴァイヤンが手掛けるファッションブランド、コペルニは、今週金曜日、米企業ボストン・ダイナミクス社のロボット5台をランウェイに登場させた。9月30日、コペルニは、体にスプレーをかけたドレスという前代未聞のパフォーマンスで既にその名を轟かせていた。

 

#Coperniの FW23 では、スペシャル ゲストとしてボストン・ダイナミクス社の犬型ロボット「スポット」を迎えた。寓話「オオカミと子羊」を再現した @riannevanrompaey (子羊) のジャケットは、ロボット(オオカミ) に奪われた。

スプレードレスの後、コペルニは再び印象的なパフォーマンスを模索し、見事成功した。コペルニの創業者であるセバスチャン・メイヤーとアルノー・ヴァイランのふたりは、今週金曜日、ランウェイにロボット犬の群れを招き、再びショーを成功に導いたのである。

会場となった国立シャイヨー劇場の一室に、突然、ボストン・ダイナミクス社の犬型ロボット5台がモデルの中に現れた。モデルたちは次々とハンドバッグをアニマロイドの口の中に落とし、2回目のパスで取り返す。オランダ人モデルのリアン・ヴァン・ロンパエイは、突然この新型四足歩行ロボットに近づき、ジャケットを奪われ、ネックラインの開いた黒のミニドレスが露わになった。この振り付けは、テクノロジーとファッションを融合させたいというコペルニの意欲を改めて示すもので、よくまとまった演出がなされている。

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「人と機械は共存できる」

「ジャン・ド・ラ・フォンテーヌの寓話『狼と子羊』から自由な発想で、人間と米企業ボストン・ダイナミクス社の犬型ロボット、スポットとの関係を描いたショーです。このショーは、支配も被支配もなく、人間と機械が調和して生きることができるというコペルニのビジョンを提示しています」とコペルニはインスタグラムでコメントした。

 

 

ステージパフォーマンスに関しては、コペルニは新参者ではない。9月30日に開催されたパリファッションウィークで、世界を沸かせた壮大なシークエンスが記憶に新しいだろう。コペルニのファッションショーの最後に、モデルのベラ・ハディッドが裸でランウェイを歩き、そこにデザイナーのふたりが黒服で待ち構えていた。

そして、ペイントガンを取り出し、彼女の肌に溶液を吹き付け、観客の驚きの目の前で布製のドレスに変身させたのである。

text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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