シャロン・ストーン、「セクシーな映画」に出演したことで長男の親権を失っていたことを告白。
Culture 2023.03.10
3月7日に放送されたポッドキャスト「Table for Two(テーブル・フォー・トゥー)」で、シャロン・ストーンが、長男ローアンの親権をめぐって元夫フィル・ブロンスタインと戦ったことについて語った。
第74回カンヌ国際映画祭に出席したシャロン・ストーンと長男のローアン・ジョセフ・ブロンスタイン・ストーン。(2021年7月16日)photography: Getty Images
シャロン・ストーンは映画『氷の微笑』(1992年)でのセクシーな演技が原因で、多くの挫折を味わった。3月7日に放送されたポッドキャスト「Table for two」の中で、中でも最も辛かった経験について番組ホストのブルース・ボッツィに明かした。『氷の微笑』で心を操る殺人犯キャサリン・トランメル役を画期的に演じたことは、母親としての彼女の人生に直接的な影響を与えた。元夫フィル・ブロンスタインとの法廷闘争の末、2004年の離婚後、シャロンが長男ローアンの親権を失うきっかけのひとつになったのである。
---fadeinpager---
「君のお母さんはエロティックな映画に出演している」
ハリウッドのダークサイドに関するいくつかのエピソードの中で、女優シャロン・ストーンは「私は子供の親権を失いました。判事は、私の子ども(とても小さな男の子)に、『お母さんがエロティックな映画に出演していることを知っていますか』と聞いたんです。私があの映画に出演したことでそういう親だと見なされ、偏見を受けたのです」と語った。ローアン・ブロンシュタインは当時4歳だった。シャロンは憤慨し続けた。「今日では普通のテレビ番組に服を着ないで歩く人が写っています。私の場合、ヌードシーン16分の1秒で子供の親権を失ってしまったのです」。シャロンは、「長いチェスゲーム」と表現するように、13年間、息子の親権をめぐって戦い続けた。この法廷闘争によって、シャロンの健康状態は悪化し、異常な心拍のため、「メイヨークリニック(米国でトップクラスの病院)に入院することになった。
---fadeinpager---
母性本能がある人
シャロン・ストーンは大家族の長である。すでにクイン(16歳)、レアード(17歳)、ローアン(22歳)の3人の男の子の母親であり、12月に長男の親友を養子に迎え入れた。2000年にテキサスで生まれたローアンは、女優と元夫のフィル・ブロンスタインの養子となった。2番目のレアードは代理母との間に生まれ、3番目のクインも2006年に養子として迎えられた。
シャロンは2022年6月、Instagramの投稿で9人の子どもを流産で亡くしたことを明かした。子宮内膜症と自己免疫疾患のため、実子を持つことができないのだ。
さらに、シャロンは最近、弟のパトリック・ジョセフ・ストーンを亡くし、彼の死去について、2月13日に動画で報告した。動画の中で、彼女は甥であるリバーの死についても語っている。「パトリックは昨年、生後11カ月で息子のリバーを亡くしています。妻のターシャ、息子のハンター、娘のケイリーが残されました」と述べた。
text: Annabelle de Cazanove (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi