日々のストレスを軽減する、シンプルな7つの方法。

Culture 2023.05.02

ちょっとしたことに気をつけるだけで、毎日の生活が快適になり、ストレスが軽減する。7つのコツを紹介しよう。

23-04-30-7stress-01.jpg休憩する、息をつく、肩の力を抜くことを覚えよう。photogarphy: Getty Images

電車が遅れ、オフィスで長い長い1日を過ごし、家に帰れば第2ラウンドが始まる……。時には神経をすり減らす、まさに戦場のような日もある。ストレスが溜まりがちな毎日だが、1日の過ごし方を決めるのは自分だ。自ら作り出しているストレスもあることを忘れずに。それを意識し、そして毎日の生活にちょっと調整を加えるーーポイントはそれだけだ。

---fadeinpager---

#1. リストを作る。

忙しくなりそうな日は、あちこち手をつけて何も終わらず、ストレスが溜まり、パニックになる。これでは心臓にも悪いし、仕事もはかどらない。「重要なこととそうでもないことを区別するために、リストを作りましょう」とすすめるのは、セラピストでライフコーチのヴィルジニー・ルブラン。

やりすぎは意味がない。延々と続くToDoリストを作っても実現不可能だから。「急ぎかどうかよりも、自分にとって重要かどうかを考えるといい」と企業や個人を対象にコーチングを行うアニエス・ルブランは言う。大事なことを優先し、それ以外は後に回す。場合によっては諦めても構わない。夜の7時に返信していないメールがたくさん残っていても、家族と一緒に過ごす時間がほしいなら、返事は明日書けばいいということを忘れないように。

---fadeinpager---

#2. “NO”と言うことを学ぶ。

不意を突かれて、もうスケジュールに余裕がないのに、さらに仕事を引き受けてしまう。あるいは、思いがけない飲み会の誘いについ“行きます”と返事をしてしまう。その日は1週間前から別の食事会の予定も入っているのに。結果、自分嫌悪に陥り、スケジュール帳がどんどん埋まっていくのを見てストレスを抱えることになる。ルブランによれば「この現象は自己評価が欠如しているから。他者を自分より高い位置に置き、自分の欲求よりも他者を優先しているからです」

理想は、自信を取り戻し、単に断ること。でも、すぐに断り上手になろうとせず、まずは「そうね、でも」タイプの返答を心がけて徐々に目標に近づけばいい、とコーチはアドバイスする。具体的にはどうすればいいのだろう。同僚に仕事を振られたら、「いまやっていることが終わったらすぐに取りかかるわ」と返事をしてみよう。「ウイと答えるときも、自分のためなのか、人を喜ばせるためか、それともただ同調しているだけなのかを自問してみましょう」とルブランは付け加える。後者ふたつのケースであれば、返事を見直して。

---fadeinpager---

#3. 先を考えるのをやめる。

朝、目が覚めたときから、今日の採用面接のことばかり考えて落ち着かない? 「現実を違う角度から見る。そして自分が望む現実を選ぶことを学びましょう」とルブランは指摘する。何が起きようと、この採用面接は有意義でポジティブな経験だ、と考えてみてはどうだろうか。ルブランはこう言う。「いまという瞬間と再接続する必要があります。私たちにストレスをもたらすものは結局、自分の勝手な予想や予測でしかなく、現実とは何の関係もないのです」

---fadeinpager---

#4. すべて管理しようとしない。

「自分で手綱を握ることは重要ですが、何もかもコントロールしようとしてはいけません」とルブランは言う。完璧主義は、すべてを監督しようするあまり、多くの不安をもたらす。

「受け身になれとはいいませんが、自分ができる範囲はどこまでなのかを把握し、いざとなったら手を抜くのも必要です」とルブラン。あなたは人間なのだから、ひとりで何でもできるわけはないということを頭に入れておこう。

---fadeinpager---

#5. 自分でコントロールできるストレスの原因を排除する。

自分次第でどうにかなることと、自分の力ではどうにもならないことをしっかりと区別することが大切だ。まず紙とペンを用意し、日々の生活でストレスを感じていることをすべて書き出してみよう。次に、それらを自分でコントロールできることとできないことに分けてみる。「毎日渋滞に巻き込まれていて、それが日々のストレスの原因なら、渋滞を避けるために少し早く起きたほうがいいのか、と自分に問いかけてみましょう」とルブランは言う。

---fadeinpager---

#6. 休憩を取るべき時を自覚する。

「一休みする、と決めること、そして、自分が休憩を必要としていることを意識する必要があります」とルブランは指摘する。やるべきことに追われている私たちは、すぐに行動しなければならないと思いがち。「ストップ」と言って、ほんの数分でも休憩するのに必要な距離を取れていない。

「心の声に耳を傾け、休むことを覚えなければなりません。1時間運動をする、気晴らしをする、息抜きをするなど、方法はいろいろあります」とルブランは説明する。パソコン画面の前に座っていて、ちっとも作業がはかどらない時は、意地になるより、外の空気を吸いに行こう。

---fadeinpager---

#7. 寝る前には反芻思考をやめてポジティブなことを考える

「ネガティブなことを考えながら就寝すると、目が覚めたときも同じことを考えてしまう傾向があります」とルブランは言う。その結果、不愉快な気分でストレスを抱えて午前中の大部分を過ごすことになる。

確かに今日は思い通りにことが運ばなかった。同僚と口論になり、やるつもりだったことができず、ランチを取る時間もなかった。それでも、今日達成したポジティブなことを思い出してみよう。3週間前からハンドバッグの中に入れっぱなしにしていた封筒をようやく投函した、でもいい。「寝る前に、その日にあったポジティブなことを3つノートに書き出しましょう」。そうすれば、いまよりずっと穏やかな気分で目覚められるに違いない。

text: Cécile Bertrand (madame.lefigaro.fr)

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

2025年春夏トレンドレポート
中森じゅあん2025年年運
フィガロワインクラブ
Business with Attitude
パリシティガイド
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories

Magazine

FIGARO Japon

About Us

  • 広告掲載
  • お問い合わせ
  • よくある質問
  • ご利用規約
  • 個人の情報に関わる情報の取り扱いについて
  • ご利用環境
  • メンバーシップ
  • ご利用履歴情報の外部送信について
  • Twitter
  • instagram
  • facebook
  • LINE
  • Youtube
  • Pinterest
  • madameFIGARO
  • Newsweek
  • Pen
  • Pen Studio
  • 書籍
  • 大人の名古屋
  • CCC MEDIA HOUSE

掲載商品の価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の消費税を含んだ総額です。

COPYRIGHT SOCIETE DU FIGARO COPYRIGHT CCC Media House Co.,Ltd. NO REPRODUCTION OR REPUBLICATION WITHOUT WRITTEN PERMISSION.