戴冠式でカミラ王妃が纏う衣装とは?

Culture 2023.05.06

新国王は、祖父である国王ジョージ6世が1937年の戴冠式で着用した、3.5メートルのロングトレーンが付いた深紅のベルベットのガウンを着用する。一方、カミラ王妃は、1953年の戴冠式でエリザベス女王のためにデザインされた真紅のベルベットのローブを着用する予定だ。

 

戴冠式を控えたワンシーン......。

---fadeinpager---

スズランとヤグルマギク

戴冠式用の衣装に関しては、チャールズ3世は1937年の国王ジョージ6世の衣装を着用し、敬意を表する。一方、カミラ王妃には新作の衣装が用意される。デザインは、カミラ王妃がパトロンを務めるロンドンの名門校「ロイヤル・スクール・オブ・ニードルワーク」が手がけたものだ。『デイリー・メール』紙が報じたように、ガウンには自然を描いた刺繍と、ロイヤルカップルにとって特別な意味を持つ花々があしらわれる予定だ。エリザベス女王が愛したスズラン、希望の象徴であるマートル(ギンバイカ)、純潔を表すメイデンヘアファーン、愛と優しさを表すヤグルマギクなどが描かれる。

 

戴冠式にカミラ王妃が着用するローブの解読:女王への心温まる敬意とチャールズ3世の自然愛が明らかに。

---fadeinpager---

蜂や甲虫(テントウムシやカブトムシなどの昆虫の一種)も含まれる。これらは自然だけでなく、チャールズ3世にとって大切な大義名分である環境保護というテーマも表している。

 

カミラ王妃の#Coronation(戴冠式)の「ローブ・オブ・エステート」は、自然界にインスパイアされたゴールドの刺繍で飾られている。スズランやデルフィニウムなどの花が、ミツバチやカブトムシと並んで描かれている。

---fadeinpager---

ミニマルな戴冠式

その日の変更点が物語る通り、チャールズ3世は戴冠式に招待する人数を大幅に削減し、ウェストミンスター寺院に招待する人数を70年前の8,000人からわずか2,000人に減らした。また、カミラ王妃は、1911年にチャールズ3世の曽祖母であるメアリー女王のために作られた王冠を修正して身に着ける。3世紀ぶりに、新しい王冠を作るのではなく、既存の王冠を修正することを選んだ最初の王妃となる。

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

2025年春夏トレンドレポート
中森じゅあん2025年年運
フィガロワインクラブ
Business with Attitude
パリシティガイド
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories

Magazine

FIGARO Japon

About Us

  • 広告掲載
  • お問い合わせ
  • よくある質問
  • ご利用規約
  • 個人の情報に関わる情報の取り扱いについて
  • ご利用環境
  • メンバーシップ
  • ご利用履歴情報の外部送信について
  • Twitter
  • instagram
  • facebook
  • LINE
  • Youtube
  • Pinterest
  • madameFIGARO
  • Newsweek
  • Pen
  • Pen Studio
  • 書籍
  • 大人の名古屋
  • CCC MEDIA HOUSE

掲載商品の価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の消費税を含んだ総額です。

COPYRIGHT SOCIETE DU FIGARO COPYRIGHT CCC Media House Co.,Ltd. NO REPRODUCTION OR REPUBLICATION WITHOUT WRITTEN PERMISSION.