ケビン・コスナー、離婚した元妻が家を出ていかず訴訟沙汰に。

Culture 2023.06.16

米エンターテイメントサイト「TMZ」によると、アメリカの俳優ケビン・コスナーは、カリフォルニア州の自宅から元妻を追い出すために裁判所の助けを求めたと報じられている。

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「ヴァニティ・フェア」のオスカーパーティでポーズをとるケビン・コスナーと離婚協議中の元妻クリスティーン・バウムガートナー。(ビバリーヒルズ、2022年3月27日)photography: Getty Images

かつてはハリウッドで最も控えめなカップルの1組だったふたり。そのふたりがいま、メディアを賑わすことになりかねない法廷闘争を繰り広げている。5月初旬、ケビン・コスナーとクリスティーン・バウムガートナーが結婚18年目で離婚を決定したことが明らかになった。68歳のケビン・コスナーの広報担当者は、「手に負えない状況が発生し、コスナー氏が結婚解消のための訴訟を起こさなければならなくなったことは非常に遺憾」と述べた。

しかし、クリスティン・バウムガートナーは家を出て行かなかった。「TMZ」が参照した文書によると、ケビン・コスナーは、元妻をカリフォルニア州カーピンテリアにある1億4500万ドル(約203億円)のビーチフロントの自宅から追い出す手助けを裁判所に求めたという。コスナー元夫人は、別居時に両者が署名した契約書にもかかわらず、その土地を明け渡すことを拒否した。契約書には、30日以内に荷物をまとめるよう規定されていた。

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単独所有

法廷でケビン・コスナーは、元妻が自分の立場を利用して「さまざまな金銭的要求」を受け入れさせようとしていると主張した。これまで、ケビン・コスナーは、婚前債務としてすでに120万ドル(約1億6804万円)以上を元妻に支払っている。

法廷文書では、彼はまた、「毎月3万ドル(約420万円)の養育費を支払う」「彼女の引っ越し費用としてさらに1万ドル(約140万円)を前払いする」用意があると主張している。また、ケビン・コスナーは自分が3世帯住宅の唯一の所有者であること、2004年に交わした結婚契約書に基づき、クリスティーン・バウムガートナーが離婚の際には彼女の財産とともに敷地を離れることに同意していることを指摘している。

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2度の結婚、2度の離婚

1990年代のアメリカ映画界のスター、ケビン・コスナーは、1978年から1994年まで舞台女優のシンディ・シルヴァと結婚していた。元夫婦は3人の子ども(アニー、リリー、ジョー)をもうけたが、最終的に別れることになった。離婚後、アメリカンフットボールチーム「ピッツバーグ」のオーナーの姪、ブリジット・ルーニーと短い恋愛を始めた。ふたりの間には息子リーアムが生まれた。

ブリジット・ルーニーとの別れからしばらくして、ケビン・コスナーはレストランでドイツ人デザイナーのクリスティーン・バウムガートナーと出会う。結婚式は2004年、コロラド州アスペンにある俳優の牧場で行われた。その3年後、夫妻は第1子ケイデン・ワイアットを授かり、次男のヘイズ・ローガン、娘のグレース・エイブリーと続いた。

text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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