代々木上原のアエルがパリへ! 木工作家・内田悠の個展が開催。
Culture 2023.06.19
うつわからアートピースまで、日常のあらゆるシーンを彩る手仕事をキュレーションする代々木上原のAELU(アエル)。名だたる日本の作家ものを取り揃えていることで、国内外のうつわ好きから支持されているが、今回はパリにて、木工作家・内田悠の展示販売を開催する。
イタヤカエデなど、北海道の木材を使用したプレート。
内田悠は、北海道三笠市で作陶する木工作家。イタヤカエデなど、北海道の木材を使用し、草木染めの技法を用いて木目の美しさを引き出した作品を手がける。西洋のヴィンテージのプレートからインスピレーションを得たという内田のうつわは、シンプルなフォルムとシルクのような滑らかな質感が特長だ。洗練された佇まいで、和洋問わず食卓で活躍してくれる実用性を兼ね備える。
プレートからスツールまで、多彩な作品を手がける内田悠。
個展は6月23日から25日まで、パリのBrutal Ceramics(ブルタルセラミックス)を会場に開催。ラウンドやスクエアプレートなど、内田の手がけた貴重な木による一点ものの作品たちが一堂に会する。グレーがかった色合いがシックな鉄媒染、経年変化によりアンティークのような風合いが増す柿渋染など、染めの技法によって木の個性を生かした美しい表情のプレートに、パリのうつわ好きたちも魅了されるだろう。
シックな鉄媒染のプレートは、和洋問わず料理を引き立てる。
またアエルは、名だたる作家のうつわを紹介する企画展『The Art of Tone.』も、6月23日から26日までパリにて開催予定。アパレルブランドernie_palo(アーニーパロ)と共同で、大谷哲也、蠣崎マコト、亀田大介、亀田文、二階堂明弘、山田洋次、山田隆太郎、吉田直嗣、mushimeganebooks.のうつわを展示する。近年、日本のうつわブームが到来するパリで、日本の手仕事に宿る美しさを再認識されるきっかけになるはずだ。
日時:6/23(金)12:00〜18:00、6/24(土)12:00〜18:00、6/25(日)12:00〜18:00
会場:Brutal Ceramics(ブルタルセラミックス)
19 rue Pétion、75011 PARIS
www.aelu.jp
www.yu-uchida.com
『The Art of Tone.』
日時:6/23(金)〜26(月)
会場:パリ市内 ※アポイント制
text: Momoko Suzuki