ベッカムが後悔している、2003年の「最悪の髪型」とは?

Culture 2023.07.26

サッカー選手のデビッド・ベッカムは、2003年にネルソン・マンデラに会ったときの髪型を後悔していると、英紙『ザ・サン』が明らかにした。

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ディオール2023-2023年秋冬メンズウェアのショーに登場したデビッド・ベッカム。(パリ、2023年1月20日) photography: Edward Berthelot/Getty Images

デビッド・ベッカムは、自身のサッカーキャリアの過程で様々な髪型やヘアスタイルを試してきた。ロングヘアやショートヘア、ブリーチヘア、お団子ヘア、坊主、ネイティブアメリカン風のとさかヘアなど、多種多様なスタイルに挑戦した。イギリス人サッカー選手、デビッド・ベッカムはある例外を除いては、自身のスタイルに後悔はない。「自分の髪型に後悔したことがあるかと尋ねられることがありますが、どれも後悔はありません。ただひとつ、ある意味ではコーンロウについては少し後悔しています」と述べたことを英紙『ザ・サン』は報道した。コーンロウとは、アフリカの頭皮から編んだ三つ編みスタイルを指している。

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イングランド代表の元キャプテンは、2003年に南フランスで休暇を過ごした際にこのスタイルに挑戦したという。「家族とヴィクトリアの友人で美容師のひとりと一緒に過ごしていました。彼女に髪の毛を何かしてもらえるか頼んだら、彼女は『コーンロウにトライしたい?』って。そして僕は『うん、何か分からないけど、いいよ』って答えました。その髪型にするのは大変だったけど、気に入りました」と語った。

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デビッド・ベッカム、イギリス・ルートン空港にて。(2003年5月23日)photography: Rousseau Stefan / Rousseau Stefan/PA Photos/ABACA

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不適切なタイミング

デビッド・ベッカムが今、そのコーンロウヘアを後悔していると語るのは、見た目の美しさの問題ではなく、重要なイベントに登場する際に不適切なヘアスタイルだったからである。
「土曜日にその髪型にしてもらって、月曜日にはイングランド代表チームと一緒に南アフリカに向かいました。そこで偉大なネルソン・マンデラ氏に会いました。そして、一緒に記念撮影をしました。その写真には、三つ編みをしている自分が彼の手を握っている姿が写っています。それが僕の唯一の後悔です」と、ブルックリンロメオクルスハーパーの父であるデビッド・ベッカムは語る。

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2003年5月21日にヨハネスブルグのネルソン・マンデラ財団で面会したネルソン・マンデラとデビッド・ベッカム。photography: Sports Inc / Sports Inc/PA Photos/ABACA

確かに、最近ではアフリカ系コミュニティに属さない多くの有名人が同じようなコーンロウにしていることに対して批判されている。キム・カーダシアンカイリー・ジェンナー、シーアやケイティ・ペリーといった歌手、さらにはゼイン・マリクなどがその例だ。彼らはアフリカの伝統的な三つ編みであるコーンロウを試みることで、「文化の盗用」として非難されている。

text: La Rédaction (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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