「チャールズは王女を欲しがっていた」ダイアナ妃の未公開音声が公開。

最新ドキュメンタリー番組「ダイアナ：ザ・レスト・オブ・ハー・ストーリー（原題）/ Diana: The Rest of Her Story Diana」で公開される予定の未公開の音声テープによれば、ダイアナ妃は、夫チャールズ皇太子が第二子（ハリー王子）の性別を知ったときのつらい一日を回想している。

ハイグローヴ・ハウスの庭で撮影されたダイアナ妃とチャールズ皇太子、そして彼らの子どもたち、ウィリアム王子とハリー王子。（イギリス、1986年7月14日）photography: Getty Images

ダイアナ妃は1997年にパリで亡くなる前、1990年代に一連の音声テープを録音し、伝記作家のアンドリュー・モートン氏に密かに送っていた。CNNが9月2日（土）に報じたように、これらの未発表録音のひとつが公開されようとしている。そして、ドキュメンタリー番組「ダイアナ：ザ・レスト・オブ・ハー・ストーリー」で初めて聴くことができる。

音声テープの中で、チャールズ3世の前妻であるダイアナ妃は、1984年に2度目の妊娠をしたときにチャールズ皇太子は失望したと説明している。ダイアナ妃によると、皇太子はその2年前にウィリアム王子を出産した際、（次は）娘を産むことを望んだという。「ハリー王子の洗礼式のとき、チャールズ皇太子は義母（ダイアナ妃の継母であるレイン・スペンサー伯爵夫人）のところにやってきて、こう言いました：『ご存知でしょうが、私たちはとてもがっかりしました。女の子だと思っていましたから』」とダイアナ妃は音声テープの中で語った。レイン・スペンサー伯爵夫人は、チャールズ皇太子に対し、「健康な子どもを授かることがどれだけ幸運なことなのか気づくべきです」と言い返したと言われている。

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険悪な関係

しかし、ダイアナ妃と継母の間は良好な関係ではなかった。実際、別の音声テープで、ウィリアム王子とハリー王子の母であるダイアナ妃が彼女たちの口論の一部を明らかにした。「『本当にあなたのことが大嫌い。皆があなたがしたことをどれだけ憎んでいるか知るべき。私たちの家を壊し、父のお金を使い果たした』と言いました」と、ダイアナ妃は語った。その後、1976年にダイアナ妃の父であるスペンサー卿と結婚したレイン・スペンサーは、「あなたはあなたの母親があなたの父親にどれほどの苦痛を与えていたか、全く理解していない」と言い返した。そして、ダイアナ妃は次のように述べた。「苦痛？ それはあなたがご存じない言葉です。私は、職務とプリンセスとしての役割を通じて、あなたが見たこともないほど人々の苦しみを見ています。あなたはもっとたくさんのことを学ぶべきです」。

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置き去りにされた子ども

ダイアナ妃の母フランセス・ロッシュは、1954年にスペンサー卿と結婚した。ダイアナ・スペンサー、レディ・セーラ・マッコーコデール、チャールズ・スペンサー、レディ・ジェーン・フェローズの4人の子どもの母親である。結婚13年目の1967年、一家の母はオーストラリア人実業家ピーター・シャンド・キッドと逃亡し、夫と子どもたちを置き去りにして情熱的な不倫に走り、イギリス中を騒然とさせた。当時、ダイアナ妃は6歳だった。

アンドリュー・モートン氏は金曜日、米ABCのトーク番組「グッド・モーニング・アメリカ」に対し、7時間近く録音された音声テープを再び聴いたとき、「大きな感動」を覚えたと語った。