ネイキッドドレスの次は「透けるシューズ」も話題に!?

Culture 2023.09.28

アライアミュウミュウ、アーケットなどから登場し、インフルエンサーたちも履いている、SNSで注目のシューズ。買うべきかどうか、なかなか悩ましいところだ。

 

モデルのマヤ・ステッパーによれば「今シーズンのイチオシ」とのこと。Instgram: mayastepper

そもそもバレエシューズはいつの時代にも愛されるエレガントなシューズとして根強いファンを持つ。一方でシンプルすぎてお嬢様風なところが嫌いと言う人もいる。そんな対立を生みだすだけでは飽きたらず、最近のバレエコアや男性バージョンでの人気復活を追い風に、今シーズンは透け感を強調した変化球が飛び出した。

 

 

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インスタグラムでトレンドセッターの女性たちが続々と、メッシュやフィッシュネット素材を使ったバレエシューズを履きはじめた。デザイナーのブランカ・ミロ、インフルエンサーのカミーユ・シャリエールやデボラ・ローザ、モデルのマヤ・ステッパーらが履くのは「シースルーシューズ」、あるいは「ネイキッドシューズ」と呼ばれるシューズ。アライアやミュウミュウ、スーリエ・マルティネス(Souliers Martinez)といったビッグブランドからも、もっと手頃なアーケット(ARKET)やエイソス(ASOS)といったブランドからも出ている。そこで悩ましいのは、このシースルールックに今すぐ飛びつくべきか、様子見した方がいいのか、ということだ。

 

 

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隠された足の美しさ

透け感がワードローブのあらゆるアイテムを徐々に侵食し、とうとう足元にまで到達した。こうしてバレエシューズまでもが、これまで隠されていた部分を見せるようになった。もちろん、胸やお尻の露出ほどのインパクトはないが、それにしてもちょっと違和感を覚える。そしてその点こそが、この「シースルーシューズ」の求心力であり、個性なのだ。足をキレイに見せてくれる効果があるのか、それとも単にユニークなだけか。ステキなのかただ奇抜だけなのか。いずれにせよ、自分のスタイルに自信がある人だけが手を出せる代物であることは確かだ。

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彼女の小さな靴

「アグリーシューズ(醜い靴)」のくくりで呼ばれるクロッグスやつっかけサンダル、アグ(UGG)同様、「ネイキッドシューズ」は目立つ。良い意味でも悪い意味でも。うまく履きこなすコツはどうやら服はあえて地味にするか、逆にミックススタイルで攻めるからしい。唯一、誰もやっていないのはネイキッドドレスと合わせること。「ネイキッドシューズ」のなかでも人気があるのは黒や白のシンプルなデザインで、布よりも通気性が高い、大きめメッシュタイプだ。

 

「ネイキッドシューズ」の場合、どうコーディネートするかという問題に加えて履き心地の問題もある。布やプラスチックのシューズの場合、土踏まずの支えがあまりない。そこが気になる人は有史以来の伝統を誇るサンダルを選ぶかもしれない。確かに足はむき出しにするよりも覆う方が自然に感じる。

text: Mitia Bernetel (madame.lefigaro.fr)

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