パリコレで発表されたアンダーカバーの「本物の蝶が舞うスカート」が話題に!

Culture 2023.09.28

パリ・ファッションウィークは驚きに満ちている。アンダーカバーのショーで見られた光り輝くドレスの下の蝶のように。

 

アンダーカバーの2024年春夏ファッションショー。(パリ、2023年9月27日) x: VVFriedman

アンダーカバーのショーは、実際に足を運ばないと信じられないことも多い。日本人デザイナーの高橋盾が率いるアンダーカバーは、緻密さと贅沢さを巧みに操ることでファッション業界にその名を轟かせている。言い換えるなら、ストリートウェアの要素、フレンチスタイルのシックさ、そして東京から持ち込まれた狂気を巧みにブレンドしているのだ。その結果、9月27日にパリ・ファッションウィークで発表されたような印象的なコレクションがよく生み出される。真っ暗な会場の中心で、夜灯の役割を果たす透明なバブルドレスがショーを締めくくった。その中には数輪の花......そして飛び回る本物の蝶がいた。

息をのむような光景に、皆が思わずスマホを取り出した。『ニューヨーク・タイムズ』紙の有名なファッション評論家であるヴァネッサ・フリードマンは、ルックの動画をX(旧Twitter)で最初にシェアした。このキャプションには、おそらくショーのその瞬間に一般的な感情を要約した言葉があった。「高橋盾のアンダーカバーによる魔法」という言葉が含まれている。

「アンダーカバーの2024年春夏コレクション、ドレスがダイナミックなエコシステムに変わり、蝶々を養うというコンセプトに完全に惚れ込んだ」と、あるゲストはツイートし、明らかに時が止まったような瞬間の魔法にかかったようだった。

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注目すべき日本人デザイナー

高橋盾は非常に創造的である。1993年にアンダーカバーを立ち上げて以来、このデザイナー(アーティスト)はすでに名を馳せている。2016年にSupremeとコラボレーションをしている。また彼はナイキユニクロとも仕事をしている。

日本のファッション界の大物と見なされ、時には「天才」とさえ称されることもある彼は、2018年にピッティ・ウォーモ(世界最大級のメンズプレタポルテの見本市)でランウェイに登場し、ジョナサン・アンダーソンとヴァージル・アブローに続いた。

text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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