カーラ・ブルーニ、4年前に乳がんを患っていたことを告白。
Culture 2023.10.07
10月は乳がん啓発月間。乳がん検診の早期受診推進キャンペーンが世界各国で展開される。フランスの元大統領夫人、カーラ・ブルーニはインスタグラムに投稿し、4年前に乳がんと診断されたことを明かした。
Instagram@ carlabruniofficial
それはすべての女性に宛てたメッセージだった。フランスでは“ピンク・オクトーバー”キャンペーンと呼ばれる乳がん啓発月間が始まったばかりの2023年10月4日、フランスの元大統領夫人でもあるカーラ・ブルーニは4年前に乳がんと診断されたことを明かす動画をインスタグラムに投稿した。紙芝居のような大きなボードを無言でめくりながら、次のメッセージを伝えた。
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「4年前、私は乳がんと診断されました。外科手術、放射線治療、ホルモン療法......この種のがんではおなじみの一連の治療を受けました。幸い、私のがんはまだ進行がんではありませんでした。どうしてかと言うと、私が毎年、同じ日にマンモグラフィを受けていたからです。もし毎年受けていなかったら、私の左胸はもうなかったでしょう。自分の健康状態をお伝えするためにこのメッセージを投稿したのではありません。そんなことはやりたくありませんし、このことを伝えようかずっと迷っていました。ですが今日、投稿をするのはあなたにメッセージを届けるためです。すべての女性にとって、とても重要なメッセージです。どうか毎年マンモグラフィを受けてください」
メッセージはイタリア語と英語でも投稿され、さらにコメント欄にも「マンモグラフィを受けましょう、あなたの命はマンモグラフィにかかっています」とあった。ひそかに病気と闘ってきたからこそカーラ・ブルーニは、健康ほど貴重なものはないことをよくわかっている。
text: Louis Delafon (madame.lefigaro.fr)