マーク・ジェイコブス、モデルが階段を転がり落ちる広告が話題に。

10月10日、マーク・ジェイコブスのInstagramに投稿された動画が拡散された。

 

 

 

 

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マーク・ジェイコブスの新作バッグのプロモーションキャンペーンより抜粋。Instagram @marcjacobs

マーク・ジェイコブスは、挑発をコミュニケーションツールとして使うことを心得ているクリエイターだ。彼の新しいバッグ、サック バッグ XLのローンチを記念して、Instagramには、階段で転倒する女性を主人公とした動画が投稿された。階段の下で、モデルは立ち上がり、髪を整えて何事もなかったかのように歩き続ける。転倒の原因は、モデルが履いているブーツ、アメリカのファッションブランド、マーク・ジェイコブスのアイコニックなザ キキ ブーツは15.2センチものハイヒールが特徴で、ケンダル・ジェンナーが最新のMETガラで着用していた。再生回数600万回を超えるこのキャンペーンはバイラルとなり、多くの反響を呼んだ。「ファッションは危険だ」と動画の下にコメントしたユーザーもいた。これを「天才的なマーケティング」と見るネットユーザーがいる一方で、あまり感心しないユーザーもいた。モデルのカレン・ソト・サラザール（@karensoto.salazar）は、「彼女は大丈夫なの？」と質問を投げかけた。

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インパクトの大きな宣伝手法

このキャンペーンが物議を醸していることについて、その制作に携わったチームは驚いてはいない。写真家兼ビデオアーティストのユリヤ・シャドリンスキーは、マーク・ジェイコブスから委託され、この動画を制作した。パリを拠点とするこのアーティストは、一風変わった独特の演出で知られている。昨年3月、彼女はアメリカのジュエリーブランド「The M Jewelers（ザ・エムジュエラーズ）」のコレクションを表現するために架空の強盗シーンを制作した。そして、今回のキャンペーンモデルであるテレザ・クボバは、実はプロのスタントウーマンだ。心配はいらない。撮影中に誰もケガをすることはなかった。