キム・カーダシアン、「2023年のマン・オブ・ザ・イヤー」の表紙を飾る。

Culture 2023.11.17

リアリティ番組のスターからビジネスウーマンに転身した彼女は、男性誌「GQ」が選ぶ「マン・オブ・ザ・イヤー」のひとりに選出された。


雑誌GQに登場したキム・カーダシアン。Instagram @kimkardashian

「こんにちは! 私は雑誌「GQ」のマン・オブ・ザ・イヤーです。」11月14日(火)、キム・カーダシアンは自身のお気に入りのチャンネル、インスタグラムで驚くべき栄冠を祝った。3億6,400万人のフォロワー(これはアメリカの人口よりも多い)にフォローされているリアリティTVスターは、男性誌「GQ」のレポートからの写真のカルーセルとともに、彼女のノミネートを紹介した。まず、同誌の表紙を飾ったキム・カーダシアンは、スーツにネクタイ姿で濡れた髪で、チートスを食べたせいか親指をしゃぶっている。

別のショットでは、彼女は手ごわいビジネスウーマンのように見える。なにしろ彼女の会社スキムスは最近、40億ドル(約6048億円)の評価を受けたのだから当然だ。ここでキム・カーダシアンは、太ももに少しスリットの入った黒いスーツに身を包み、ファーストネームの入ったプレート、ペン立て、そしてダイエット・コークの缶を持ってデスクの後ろに立っている。

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背景にはガラス窓を通してロサンゼルスの街が垣間見える。次の写真では、キム・カーダシアンが別のキャラクターになっているが、それもまた仕事中だ。縞模様のシャツと派手なネクタイを身に着け、1990年代のスタイルにインスパイアされた服装で、ジェルで髪をまとめたキム・カーダシアンは、キャンディの入ったボウル、Health Nut社の巨大なジュース、そしていっぱいのスケジュールの前で電話をかけている。

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1990年代のビジネスマンになりきったキム・カーダシアン。Instagram @kimkardashianのスクリーンショット

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最後に紹介するのは、スターが自身のInstagramに投稿したカルーセルの7番目のショットだ。ヒールブーツを履き、ロングスカートにネクタイ、オーバーサイズのメンズジャケットを着たキム・カーダシアンは、背筋を伸ばしてウォータークーラーにもたれかかる。左手でグラスの中身をこぼしている。

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雑誌GQに登場したキム・カーダシアン。Instagram @kimkardashianのスクリーンショット

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ロバート・カーダシアンに捧ぐ

キム・カーダシアンは「GQ」のためにポーズをとるだけでなく、父である2003年に亡くなった弁護士のロバート・カーダシアンの遺産についても詳しく語った。特に、彼女は父が一度霊能者を訪ねたことを明かしている。「霊能者は私の姓を見て『カーダシアンは世界中で知られるようになるでしょう』と言った」と、カニエ・ウェストの元妻としても知られるキム・カーダシアンはジャーナリストのシーン・マニングに語った。あの日、霊能者は的中させたと言って良いだろう。

text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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