ウィリアム皇太子、市民とのふれあい中に赤ちゃんに指をかじられる。

Culture 2023.11.17

シンガポールを公式訪問したウィリアム皇太子はどこへ行っても注目の的。そんななか、ある赤ちゃんが皇太子の目に留まった。いや、ある赤ちゃんの目に皇太子が留まったと言うべきだろうか。


ウィリアム皇太子の指をかじる赤ちゃん。(シンガポール、2023年11月5日) Instagram/@the_wales_family

あわや国際問題に!? 2023年11月5日、シンガポールの空港を訪れたウィリアム皇太子は群衆に見守られる中で赤ちゃんに指をかじられた。本人も面白がったこの光景は瞬く間に拡散し、多くのネットユーザーも楽しませた。

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寛大な心の持ち主

ウィリアム皇太子が11月最初の週末にシンガポールを訪れたのは、第3回アースショット賞授賞式のためだ。2021年に始まったこの賞は、地球の環境保護に貢献した各種団体や建築事務所等、5名に贈られる。この日は都心の広大な緑地、エコロジーの最先端を行く空港を訪れていた。取材陣の注目を集めたハプニングの張本人はひとりの赤ちゃん。キャサリン皇太子妃の夫、イギリスの王位継承者をひと目見ようとゲートの後ろに集まった人々に皇太子が挨拶しはじめたところ、生後8ヶ月の乳児、アルバン・コスタちゃんが皇太子の指をかじりはじめた。どんな血筋の指か気にせずに夢中でかぶりついていたのはきっとおしゃぶりと勘違いしたからだろう。一瞬ギョッとした皇太子だったが、「指を返してね」と赤ちゃんに優しく語りかけた。この微笑ましい光景はウィリアム皇太子にとってきっと忘れられない瞬間となるだろう。赤ちゃんの方はまだ8カ月なので心許ないが。

text: Gaspard Couderc (madame.lefigaro.fr)

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