ライラ・モス、肌見せシースルードレス姿が30年前の母ケイト・モスにそっくり?

Culture 2023.12.06

糖尿病患者である、ケイト・モスの娘ライラ・モスは、すでにメディア出演の際、医療器具を公然と披露している。月曜日の夜、ライラ・モスは1993年、母親のケイト・モスが19歳の若いモデルだった1993年に採用したスタイルに敬意を表した。

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ロイヤル・アルバート・ホールで開催されたファッション・アワード2023のレッドカーペットに登場したライラ・モス。(ロンドン、2023年12月4日)photography: DNphotography/ABACAPRESS.COM

12月4日、ロンドンで時間が逆戻りした。その夜、ロイヤル・アルバート・ホールの中心で、毎年開催されるファッション・アワードの式典が行われた。この慈善イベントは、卓越した創造性を称えるとともに、教育、助成金、ビジネス指導に重点を置き、英国のファッション業界を支援するチャリティ団体であるBFC基金への資金を集めるものだ。レッドカーペットで目撃されたセレブリティの中には、左腕の後ろにインシュリン・ポンプを装着した21歳のモデル、ライラ・モスの姿もあった。ケイト・モスの娘であるライラ・モスは、アルバニアのデザイナー、ネンシ・ドジョカのシースルードレスを身に着け、母親ケイト・モスが1990年代に着ていた最も象徴的な服のひとつに敬意を表した。当時、ケイト・モスはキャリアが軌道に乗り始めていた。

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ロイヤル・アルバート・ホールで開催されたファッション・アワード2023のレッドカーペットに登場したライラ・モス。(ロンドン、2023年12月3日)photography: DNPhotography / DNPhotography/ABACA

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ファッションという遺産

ライラ・モスのシースルードレスは、スリップドレス風のフィット感と背中のスリットが特徴だ。シルクジョーゼット(クレープとモスリンの中間に位置する柔らかく透明な生地)を使用してデザインされたこのドレスは、バッククロスの極細のストラップが付いており、メタリックな色合いが印象的だ。クリスタルのような素材から黒いTバックの線が見え、1993年にケイト・モスが着用した同様のルックを思い起こさせる。ケイト・モスのイメージに欠かせないものとなったシースルードレスだが、意識して着用したわけではない。スターモデルのケイト・モスは2022年、英国版雑誌「ヴォーグ」の取材に対し、「翌日写真が掲載されるまで、このドレスがシースルーであることを知らなかった」と明かしている。しかし、このドレスによって、ケイト・モスは一層アイコニックな存在となり、30年後の今、娘の称賛を引き起こした。

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エリート・モデル・エージェンシーのパーティーでのシースルードレス姿のケイト・モス。(ロンドン、1993年9月)photography by Dave Benett/Getty Images

年月を経て、ライラ・モスはファッション界の新しいトップモデルたちの中で重要な地位を築いている。そして彼女は定期的に、母親ケイト・モスが彼女のインスピレーションの源であることを彷彿とさせる。英国版「ヴォーグ」12月号の表紙で母親と並んでポーズをとったときも然りである。光沢感のある表紙で、ふたりはお揃いの白いモヘアのニットを着て、イギリス人デザイナー、ノエル・スチュワートによるリバーシブルの帽子をかぶって撮影を行った。ふたりの女性の特筆すべき違いは? それは気質だ。ケイト・モスは同誌で娘について、「私は言えなかったけれど、彼女はノーと言える」と語っていた。

text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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