モナコ公ステファニーの娘カミーユ・ゴットリーブ、自身が発達障害だと告白。

Culture 2023.12.19

ポッドキャスト「モナコ・アンフォ」に登場したカミーユ・ゴットリーブは、自分がHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)およびADHD(注意欠陥多動性障害)であることを打ち明けた。

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モナコのレーニエ3世生誕100周年記念舞踏会でのカミーユ・ゴットリーブ。(2023年10月20日)photography: Abaca

「カミーユは献身的な人です。他人や、心から守りたいと思っていることに献身的に尽くします。とても若いけれど、すでにモナコで支援団体を設立し、外出やパーティーを楽しんだ後に誰もが安全に帰宅できるようにしたのです」とポッドキャスト「モナコ・アンフォ」のパーソナリティ、ジュヌヴィエーヴ・ベルティは12月4日、ゲストのカミーユ・ゴットリーブを紹介した。現在25歳のカミーユは、モナコ大公アルベール2世の妹、ステファニー公女と、宮殿護衛だったジャン=レイモン・ゴットリーブの娘だ。ポッドキャストでは両親から受け継いだ価値観のことや、母親から学んだ他人への献身について語った。「見返りを期待することなく、他人のために行動する母の姿をいつも見てきました。そして母は、私や兄、姉(ルイとポーリーヌ・デュクリュエ)にその価値観を伝え(中略)、人を助けることを学びました」

また、自分が受けた「とてもシンプルな」教育を賞賛している。「父と母は、『基本的なことは教えるけれど、痛い思いは自分で体験すべきだ。ひとりの大人として自ら学ばなければならない』と考えました。(中略)子どもの頃、転んでも、母は私たちが立ちあがるまで見守ってくれたのです」と語ると「もちろん、悩みがあったら両親に相談し、助言を求めます」と両親への信頼を語った。

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落ち着きのない子どもだった

ポッドキャストでカミーユ・ゴットリーブは、自分が注意欠陥多動性障害(ADHD)およびHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)であることを明かした。「診断されたのはとても遅かったのですが、小さい頃から多動ぎみで、とても過敏でもあったので、母は気づいていたのかもしれません。兄のルイも姉のポーリーヌもいろいろなことに非常に敏感ですが、母は私の場合、ちょっと違うと気付いたようです」

子どもの頃からカミーユは自分が"他の人とは違う"と感じていた。「私はいつも隅っこにいて、よく絵を描いていました。人形などで遊びたいと思ったこともありませんでした。(中略)よく空想の世界にいて、具体性のあることは苦手でした」と言う。「物心ついたときから、落ち着きのない子どもでした。たとえ何かに集中していたとしても、ハエが飛んできたら集中力が途切れてしまうのです」。両親は大変だっただろうと言う。「母は表彰ものです。父もですが。私はあちこち走り回り、いつまでもエネルギー切れになりませんでした」

「すぐ気が散るおしゃべりな」カミーユ・ゴットリーブはしかしながら、家でも学校でも、それが個性として周囲から受けいれてもらっていたと言う。「多動な人の良い点は、とても社交的な人が多いことです」とカミーユは言う。「ある日、先生は"君は迷惑な存在であるが、同時に愛すべき存在だ"と言ってくれました。学校時代はとても良い思い出ばかりです。いじめられることも、仲間外れにされることもありませんでした」

モナコ公国のグリマルディ一族がインタビューに応じることは少ないが、カミーユ・ゴットリーブはよく公の場で発言している。2022年11月、「ハロー・モナコ」誌の取材では、家庭を持ちたい願望を語っていた。「自分は母親向きだと思います。子どもを目にするたびに可愛くって仕方がないのです」と語っていた。いまのところ叔母として幸せいっぱいだろう。兄ルイ・デュクリエに娘のヴィクトワールが4月4日に誕生したのだから。

text: Ségolène Forgar (madame.lefigaro.fr)

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