2023年は「開放的」な年だった!? セレブたちが纏ったシースルードレスを振り返る。
Culture 2023.12.29
写真で振り返る−今年セレブたちは、シースルードレスを着こなして、カメラマンのフラッシュを集め、人々の話題をさらった。乳首が露わになり、お尻が際立った、2023年のシースルードレスを振り返ってみよう。
「ヴァニティ・フェア」誌主催の第95回アカデミー賞授賞式アフターパーティでのデュンダスのドレスを着たシアラ。(ロサンゼルス、2023年3月12日)photography: Variety / Variety via Getty Images
今年は想像力が競り合う一年だった。これまでの長い間、控えめなアプローチこそがグラマーで、ランジェリーのディテールや洗練されたフォルムにこだわっていた。しかし、今日では、露骨な表現が主流となっているようだ。2023年、セレブたちはこれまで以上に胸やTバックを露出し、時には服とは呼べないほどシースルーなドレスを着た。セレブたちは見る人々の興味を引こうとしている。
セレブたちは肌を見せたがっているようだ。今年のレッドカーペットで最高のアクセサリーは彼女たちのボディだった。そう、ここしばらくの間、セレブたちの公の場にシースルーが再びカムバックしているのだ。1960年代、それは解放されたセクシュアリティの代名詞として広まった。今日では、年齢や体型に関係なく、自分の体を受け入れているというシンボルになっている。自分を見せるナルシストな欲望と見なす人もいれば、他者に差をつけるための過激な手段と見なす人もいるが、何れにしても、シースルーは過去数か月間を彩った。去年まではランジェリーの上に着ていたが、今年は(下着を身につけないため、)ランジェリーのレース部分にこだわる必要はない。
例えば、カンヌでは、イリーナ・シェイクがグッチのドレスを着て、オテル・マルティネスのロビーを歩いていた。イザベル・ユペールはバレンシアガのドレスを選び、レースでトロンプ=ルイユ(錯視効果)を演出しているのに対し、シンディ・キンバリーは逆に鮮明なスタイルを披露している。7月には、デュア・リパが全身が透けて見えるメッシュドレスでセンセーションを巻き起こした。アカデミー賞のアフターパーティでのシアラ、METガラ後のケンダル・ジェンナー、「GQ MEN OF THE YEAR」での元プロサッカー選手アレックス・スコットも同様だった。ケイト・モス親子にとって、シースルーは家族の問題でさえある。少なくともセレブの世界では一般的になりつつあるトレンドだが、これはほぼ彼女たちの世界に限定されている......今のところ。
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【写真】2023年、最も大胆なシースルードレス
第76回カンヌ国際映画祭でグッチに身を包んだイリーナ・シェイク。(カンヌ、2023年5月22日)
photography: Splash News / Splash News/ABACA
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「ヴァニティ・フェア」誌主催の第95回アカデミー賞授賞式アフターパーティにて、フィーベン(Feben)のドレスを着用したエミリー・ラタコウスキー。(ロサンゼルス、2023年3月12日)
photography: Robert Smith / Patrick McMullan via Getty Image
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第76回カンヌ国際映画祭でLola Bのドレスに身を包んだシンディ・キンバリー。(カンヌ、2023年5月23日)
photography: Shootpix / Shootpix/ABACA
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第76回カンヌ国際映画祭にて、バレンシアガを着用したイザベル・ユペール。(カンヌ、2023年5月20日)
photography: Shootpix / Shootpix/ABACA
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ファッション・アワードでネンシ・ドジャカのドレスを着たライラ・モス。(ロンドン、2023年12月4日)
photography: Marechal Aurore / Marechal Aurore/ABACA
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「ヴァニティ・フェア」誌主催の第95回アカデミー賞授賞式アフターパーティでのデュンダスのドレスを着たシアラ。(ロサンゼルス、2023年3月12日)
photography: Variety / Variety via Getty Images
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第76回カンヌ国際映画祭でサンローランを纏ったエヴァ・ハーツィゴヴァ。(カンヌ、2023年5月21日)
photography: Michael Buckner / Variety via Getty Images
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第76回カンヌ国際映画祭でサンローランをまとったアイリス・ロウ。(カンヌ、2023年5月17日)
photography: Shootpix / Shootpix/ABACA
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第76回カンヌ国際映画祭でクレージュのドレスを着たモニア・チョクリ。(カンヌ、2023年5月19日)
photography: Stephane Cardinale - Corbis / Corbis via Getty Images
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第76回カンヌ国際映画祭にて、エヴァ・フェーレンのドレスを着たハリ・ネフ。(カンヌ、2023年5月22日)
photography: Niviere David / Niviere David/ABACAPRESS.COM
text: Sarah Renard (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi