Chacott オニール八菜が語るチャコットとのコラボレーション、来日公演、パリの日常。

Culture 2024.01.26

PROMOTION

チャコットがパリ・オペラ座バレエ団のエトワール、オニール八菜とのコラボレーションによるダンスウエアを2月2日に発売する。コレクションは彼女のエトワール昇進を記念した数量限定の「エトワール」、2月のパリ・オペラ座来日公演で主役を踊る『白鳥の湖』にちなんだ「スワン」、そして彼女の提案による"毎日着たい"ヴィンテージライクなレッスンウエアの「フレンチシック スタイル」の3ライン。1月1日、日本的にお雑煮で新年を祝った彼女は、このコレクションの撮影のために、元日の晩東京に向かった。

※ 記事の最後に、2月2日から開催の特別展、また2月11日(日・祝)に開催されるコラボレーション記念トークショー&サイン会へのご案内を掲載。トークショー&サイン会には読者の方を抽選で10名様ご招待いたします。ぜひご応募ください!

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オニール八菜|Hannah O'Neill
東京に生まれ、3歳でバレエを習い始める。2001年ニュージーランドに引っ越し、オーストラリア・バレエ学校に学ぶ。09年、ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝。契約団員を2年務めた後、13年パリ・オペラ座バレエ団に正式入団する。14年コリフェ、15年スジェ、16年プルミエール・ダンスーズに昇級。23年3月2日、公演「ジョージ・バランシン」で『バレエ・インペリアル』を踊りエトワールに任命された。

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チャコットとのコラボレーション。

このコレクションは東京のチャコットチームとまずはZoomでやり取りがあり、その後届いたサンプルで稽古をし、着心地や動きやすさなどを彼女がチェックして......という経過があって生まれた。

「ダンスウエアは機能だけでなく、色も形も着ていて自分が綺麗だと感じられることが必要です。それに、たとえばチュチュで踊る作品の稽古では袖のある稽古着は着ないように、ロマンティックな作品の時は襟ぐりが大きく開いた稽古着をというように、役に合わせてウエアを選ぶことをいつも意識していて......稽古の時から役になりきれるように自分なりに工夫してるんです。このコレクションで特に私がこだわったのは形、色、着心地。東京での撮影の時に完成品を着てみて、"ああ、とてもいい気持ち!!"って。チャコットのみんなが私の希望をしっかりと叶えてくれて、思ったとおりに出来上がったと感じられました」

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エトワールの「星」をイメージしデザインされたレオタードの刺繍には、細かく繊細に煌めくスパンコールが使われ、その上に名前にちなんだ87粒のクリスタルがひと粒ずつ手付けで乗せられた。レオタード「エトワール」ゴールド ¥49,500、スカート「ロマンティックチュチュボン」ホワイト ¥57,200(ともに2/2限定店舗発売)/ともにチャコット

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左: 上のレオタードのカラー違い。身頃の生地は立体裁断で、一枚ずつ丁寧に仕立てられている。各色50枚限定のシリアルナンバー入り。 右: スカートにはパリ・オペラ座の衣装にも使われるシルクジョーゼットが使われ、裾まで軽やかで余韻のあるエレガントな動きを生む。

「エトワール」ラインではレオタードに刺繍される星がかっちりとしたフォルムではなく、きらきらと瞬いて空に向かう感じを希望したそうで、クチュール感のあるレオタードが完成。とても綺麗、というのが彼女の感想で、このシリーズいちばんのお気に入りだ。おしゃれなタイプなので、たとえば時々オペラ座のステージで開催される公開クラスレッスンの時に着てみよう、と考えている。「スワン」のラインは前身頃のデコルテだけでなく、背中が最も美しく見えるカットに彼女はこだわったという。このシリーズにはインスピレーション源の作品ゆえに白と黒がある。これはあらゆるクラシックバレエの稽古で着ることができるもので、その中でも彼女のお気に入りは背中にレースがついた黒のウエアだ。

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『白鳥の湖』のリハーサルでは、腕の動きを妨げないスリーブレスタイプのレオタードを選ぶという八菜さん。今回のアイテムは、光沢感のあるヴィンテージライクな素材を用い、繊細なストレッチレースと組み合わせてデザインされた。ノースリーブレオタード ブラック ¥15,400(2/2発売)/チャコット

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「毎日着ることになるだろうと思うのは、"フレンチシックスタイル"のライン。カラーシェードはぴしっとした黒、私のお気に入りの色であるピンク、最近憧れている色のモーヴがあります。この色にはなんとなくヴィンテージ感もあって......モーヴの袖付きレオタードがこのシリーズでいちばんのお気に入りです。実はこのシリーズのインスピレーション源は、90年代のヌレエフ時代のエトワールたちの稽古着なんですよ。変におしゃれすぎず、シンプルで......」

つまりシルヴィ・ギエムやイザベル・ゲランなど彼女が憧れを抱いて見ていたパリ・オペラ座のエトワールたちが着ていたウエアだ。これらと、そして最近オペラ座を引退した先輩エトワールのアリス・ルナヴァンから譲られた稽古着などに、彼女はインスパイアされた。

「このシリーズにはもうひとつ特別な色があるんです。ショッキングピンクというか、バービーピンクというか......パッとした感じのピンク。これは光沢のある素材で、よりヴィンテージ感が強いものです。初めてチャコットの撮影をした時のことなのでもう10年も前のことですが、自分で色や素材を選んでレオタードのオーダーができると聞いて、選んだのがこの色でした。濃いピンク色がとっても気に入っていたのだけど、さすがに古くなってしまって......。そのお気に入りのレオタードのいわば"リバイバル"ですね。これ、たとえばフォーサイスの作品などの稽古にすごくよさそう!」

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首のラインとデコルテをきれいに見せる広めの襟開きなど、カッティングの細部にまでこだわりが。キャミソールレオタード ¥11,000(2/2発売)/チャコット

彼女とチャコットの関係はとても長い。2014年にコリフェに上がって、すぐにブランドのイメージキャラクターに選ばれたのが始まりだ。

「このお話がきた時、まだコリフェの私に?ってすごくうれしかった。チャコットのウエアはどれも素材がよくて、作りもしっかりしています。洗濯を繰り返しても、色あせず、ほつれず長持ちします。着心地もとてもいいし......。レッスンでは汗をかくので、その時にほかのブランドと違うチャコットの良さがよくわかります。だから、今回のコラボレーションでもこうした点は最初から安心がありました。チャコットはダンス界だけでなく、代官山の新しいブティックに行くとわかるように、ほかの分野にも世界を広げていますね。メイク用品も品揃えが豊富で、私のいちばんのお気に入りはつけまつ毛!繰り返し使っても長持ちするクオリティで、日本に行くとたくさん買い込んでいるんです」

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エトワールとなり、ステージ上で自由に踊る喜び。

2023年3月にエトワールに任命された彼女にとって、2023年9月に始まり今年7月まで続く2023/24がエトワールとしての初シーズンである。以前、ジェルマン・ルーヴェの楽屋のドアノブに掛けられた星の飾りについて、彼は衣装部の人たちが任命作品のコスチュームの残り布を使って記念に作ってくれるのだと語っていた。「バレエ・インペリアル」で任命されたオニールさんの星はかなりゴージャスなものだろうと思ったところ「あの星は衣装部でも女性のチュチュではなく男性の衣装をつくるテーラー部門の人たちからのギフトなんですね。アリス(・ルナヴァン)は女性だけど星を作ってもらえて、それは彼女が任命されたのは『ル・パルク』で、そのコスチュームはテーラー部門が担当だったから。私も作ってほしかったな、って(笑)。ちょっとこれは残念。エトワールとなって仕事の面での大きな変化は、今シーズンは踊りたいと思った役が、全部踊れるようになったことですね。それに以前は主役が踊れても一度、というような感じだったのが、いまは作品ごとに4~5回は踊れているし......。来日公演の後はパリに戻って、『ドン・キホーテ』『ジゼル』そして『白鳥の湖』と続きます。今シーズンはどの作品も私のプライベートコーチのフロランス・クレールがオペラ座でもコーチなので、時間割に沿ってきっちりとやっているというより、自由な感じにお稽古ができてとても楽しいんです。また舞台でものびのび、生き生きと踊れるというのがエトワールになってからの大きな変化ですね。エトワールになろう!という意志を持っていても、コンクールがあってその結果でエトワールになるのではないので、任命前は舞台で踊るたびにどうしても他者の視線というのを意識してしまっていたので......」

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エトワールとなった彼女。これからのパリ・オペラ座について話を向けると、おもしろい答えが返ってきた。

「ヌレエフが芸術監督だった時代のエトワールたちはどうしてあんなにすごかったのかな、と最近よく考えるんです。それってひとりひとりに強い色があったからなんですね。だから私も自分らしい踊りをして、自分を忘れずに芯のあるダンサーにならなくては、って思っています。そうして、みんなで一緒に頑張って......。それに最近50~70年代のアーティストたちの本を読んで思ったのは、いまの時代、ヌレエフ やバリシニコフのようなスーパースター的存在のバレエダンサーがいないなということです。昨年はヌレエフが亡くなって30年ということで、彼のお葬式がオペラ・ガルニエであったことを知って驚きました。その映像を見たのだけど、感動的でした。オペラ座内でお葬式が行われるダンサーって、ほかにはいませんよね」

もしヌレエフと踊ることができたなら、と彼女が挙げた作品は『ロミオとジュリエット』『白鳥の湖』だった。

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4年ぶりに主役を踊るヌレエフ版『白鳥の湖』。

「ヌレエフとマーゴ・フォンテーンの『白鳥の湖』のビデオを、来日公演のためにパートナーのジェルマン(・ルーヴェ)と一緒に、もう狂ったように何度も何度も繰り返して見ました。あのふたりは本当にすごいですね。すごく憧れます」

スター性のある彼女とジェルマンでもあることだし、彼女の話を聞いていると"マーゴとルディ"の再来が来日公演で見られるのでは?といった期待をしてしまう。「そういう気持ちで見てください(笑)。彼らほど素晴らしいとは思わないけれど、インスピレーションになっていますから!」と頼もしい言葉が返ってきた。ルドルフ・ヌレエフの古典大作のひとつ、『白鳥の湖』を彼女が初めて踊ったのはスジェに上がった2015年で、キャリアにおいて大切な作品のひとつといえる。

「これは主役を踊った初めての作品なんです。この時配役されていたのはパ・ド・トロワだったのだけど、オーレリー(・デュポン/エトワール、元芸術監督)が怪我をして、主役を私が踊ることになりました。怖いということもなく舞台に出て行って、"ああ、これが自分のしたかったことだ"って思って踊っていました。パリ・オペラ座の団員なんだ、ということがこの時にしっかり実感できたんです。あまりリハーサル時間もなく、いきなりのステージだったのでプレッシャーを感じている暇もなかった。それはよかったですね」

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彼女が踊る白鳥を見た振付家ピエール・ラコットが、その翌月の公演『パキータ』の主役に彼女を抜擢した。稽古時間も少なく踊ったその作品での仕事ぶりから、2016年、バレエ界の栄誉あるブノワ賞「最優秀女性ダンサー賞」をシュトゥットガルト・バレエ団所属のダンサーと共同受賞している。

「だから"白鳥"はとても強い思いがある作品です。それにそもそもバレエを習っている子にとっては『白鳥の湖』は夢だと思うんです。私も小さい頃よくアニエス(・ルテスチュ)とジョゼ(・マルティネス)のビデオを見ていました。役作りですか? 2015年に初めて踊った時は可愛らしいオデットだったでしょうね(笑)。今回はオデット/オディールについて深く役柄を掘り下げて、工夫して......。この作品はパートナーもとても大切なので、親しいジェルマンと踊れるのがすごくうれしい。でも彼と仲良しといってもオディールでは役になりきって踊りますから......気合い入っています!!(笑)」

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週末、パリを脱出して気分転換。

東京での撮影から戻った翌日には、時差ボケを押してオルセー美術館の『オーヴェル=シュル=オワーズのファン・ゴッホ、最後の月々』展へと足を運んだ。ルイ・ヴィトン財団の『マーク・ロスコ』展も開催が始まるとすぐに見に行き、とても素晴らしかったので会期中、もう一度行こうと思っている。時間があると、このように展覧会でアート鑑賞をしたり、パリ市内を散歩するのが好きだという。仕事場も自宅も右岸にあり、時々左岸をぶらりと歩くと同じパリなのにセーヌ川の左右で雰囲気が違うことに驚かされるそうだ。仕事柄必要なので、ボディマッサージはキネジセラピスト(運動療法士)から定期的に受けているが、「肌にピカっ!という輝きがなくなった時はフェイシャルマッサージに行きます。好きなんです。私のおすすめは『Biologique Recherche(ビオロジック・ルシェルシュ)』(32, avenue des Champs Elysées 75008 Paris)。長丁場の公演の始まる前に行き、また公演の最後には気分転換も兼ねて......」

エトワールの仕事をこなしながら、日々の暮らしも満喫しているパリジェンヌのオニールさん。母親がパリにいる時は、ホテルでアフタヌーンティーを楽しむ。彼女のお気に入りは、きれいでおいしい「Le Meurice(ル・ムーリス)」(228, rue de Rivoli 75001 Paris)だそうだ。

「週末はノルマンディーやブルターニュ地方に出かけるのも好きですね。運転免許も1年前にとったんですよ。まだパリでは全然運転していないので、お友達とパリの中だけでも練習しようとか、週末旅行に車で行く習慣をつけよう、って話しているんです。疲れていても、週末頑張ってパリを離れると、ああよかった!って思えます」

オニール八菜さん特別展『これまでとこれからの12年』開催!

夢を叶えた彼女のこれまでの歩み、そしてこれからの展望を彼女自身の言葉とともに、幼少期からの貴重な思い出の品を展示します。会期中、どなたでもご来場いただけます。

開催期間:2024年2月2日(金)~2月25日(日)
開催時間:11:00~19:00
※11日(日・祝)トークイベント開催のため11:00~16:00
※25日(日)特別展最終日 11:00 00~18:30 まで
会場:チャコット代官山本店4F サロンコトー
https://daikanyama.chacott-jp.com
オニール八菜さんトークイベントに10名様をご招待!

コラボレーション企画と特別展開催を記念して、完全予約制のトークショー&サイン会を実施。こちらに、フィガロジャポンのメンバーシップ「メゾンフィガロ」に会員登録された方から10名様をご招待。ご応募は下の「イベントに応募する」ボタンより受け付けています。

開催日時:2024年2月11日(日・祝)17:30〜18:30
(トーク17:30〜18:00、サイン会18:00〜18:30)
会場:チャコット代官山本店
https://daikanyama.chacott-jp.com
招待人数:10名様
応募締め切り:2024年2月1日(木)23:59
●当選通知メールは2月5日(月)までにお送りいたします。
●主催:チャコット

イベントに応募する

●ウエアに関する問い合わせ先:
チャコット お客さま相談室
0120-155-653(フリーダイヤル)
https://shop.chacott.co.jp/inquiry

【注意事項】
●当選者の発表は厳正なる抽選のうえ、メールによる当選通知の配信をもってかえさせていただきます。お客様の連絡先等に不備があり連絡不能な場合や、ご返信期限までに当選に対するご返信が確認できない場合は、当選無効となり弊社は一切の責任を負いません。弊社メールが迷惑メールに振り分けられてしまいご連絡いただけない場合も、同様に当選無効となります。
●当選通知メールは「@cccmh.co.jp」ドメインよりお送りいたします。メールを受信できるよう、あらかじめ設定をご確認ください。
●当選通知メールは2月5日(月)までにお送りいたします。
※落選の場合、ご連絡はいたしません。
●イベント当日、スマートフォンまたはタブレットで受信・確認できるメールアドレスを会員登録のフォームへご入力ください。
●ご応募いただいた個人情報は、抽選および弊社からの連絡の目的でのみ使用いたします。
●会場の様子を撮影する場合があります。その際、お客様が写り込んでしまう可能性がございますことを予めご了承いただけますようお願いいたします。また、写真の一部はチャコットの公式ウェブサイトやSNS、madameFIGARO.jp、フィガロジャポン公式SNSなどで掲載されることをご了承ください。

※本イベントにご応募いただいた際は、当サイトの定める個人情報保護方針に同意いただいたものといたします。
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●イベント応募に関しての問い合わせ先:
CCCメディアハウス メディア・プロモーション局
webpresent@cccmh.co.jp

photography:Masatoshiyamashiro, interview & text:Mariko Omura

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