遠藤さくらが選ぶ、やる気スイッチを押す一冊。
Culture 2024.02.02
誰かのため、自分のために選ぶ本。2024年がスタートして1ヵ月が経った今、やる気スイッチを見失っている人もいるのでは? 乃木坂46を牽引するメンバーの一員として、俳優としても新しいチャレンジを続ける遠藤さくらが"やる気スイッチを押す一冊"をレコメンド。
遠藤さくら
Q. やる気スイッチを見失っている人に、おすすめしたい一冊は?
A. 『できない相談 ─piece of resistance』
遠藤さくらが選んだのは、森絵都の『できない相談 ─piece of resistance』。もしかしたら、くだらないことかもしれない。周りからみると小さなことだと思われるかもしれない。けれど、これだけは譲れないという何かを私たちは抱えながら生きている。毎日の中に潜む自分の"こだわり"を受け入れて、嫌なことには"NO"と言う。それをするだけできっと毎日が少しずつ好転する、そんなことを教えてくれる一冊だ。「新しい年がはじまってなんとなく毎日を過ごしているけれど、なんだかやる気が出ないなと思っていたり、元気が出ないなと思っていたりする人におすすめしたい一冊です。日常の中にあるささやかなことが題材なので、物語を自分ごと化しながらサラッと読めてしまいます。くすっと笑えて自然と元気になる本です。読書に苦手意識がある人にも読んでいただけたらと思います」
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Q. 自分自身のやる気スイッチを押す一冊は?
A. 『喜嶋先生の静かな世界』
2023年は、乃木坂46を卒業した齋藤飛鳥のコンサートで4期生を代表して涙ながらに未来への決意を述べた遠藤さくら。その決意通り「第74回NHK紅白歌合戦」など、乃木坂46の主要メンバーの一員として奮闘した。個人では、NHK連続テレビ小説「らんまん」への出演やドラマ「トラックガール」(フジテレビ系列)で主演など、俳優として新しい一歩を踏み出した。そんな彼女は「今年も、たくさんの地方に出かけて美味しいものを味わいたい」と、全国にいるファンへと思いを馳せながら、自身が楽しみにしていることを教えてくれた。乃木坂46のメンバーとして、モデル、俳優として新しい世界を切り開いている遠藤さくらが、自分のやる気スイッチを押す一冊として選んだのは、小説『喜嶋先生の静かな世界』。大学4年生の主人公が研究室を舞台に、学問や奥深さや研究の面白さに気づき、人生がさらに豊かに彩れていく物語だ。「2024年の読書はじめはこの一冊でした。大学に進学して見える世界ってどんなものだろう、学びたいと手に取りました。本は、知らない世界やわかならいことを教え、広げてくれるもの。未知の世界を想像して、わくわくしながら読みました」
遠藤さくら
2001年、愛知県生まれ。乃木坂46の4期生としてデビュー。2023年は乃木坂46のメンバーとしての活動のほか、NHK連続テレビ小説「らんまん」槙野千歳役、ドラマ「トラックガール」(フジテレビ系列)の主演・鞍手じゅん役を務めるなど、俳優としても活動。1st写真集『可憐』が発売中。