キャサリン皇太子妃の医療ファイルを持ち出そうとした病院職員、停職処分に。

Culture 2024.03.23

ザ・ロンドン・クリニックの3人の職員が、1月に腹部手術を受けたキャサリン皇太子妃の医療記録にアクセスしようとしたため、"停職"になったと報じられている。

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「シェイピング・アス」のナショナルシンポジウムのためにデザイン・ミュージアムを訪れたキャサリン皇太子妃。(ロンドン、2023年11月15日)photography: ABACA / ABACA

この騒動は、キャサリン皇太子妃の健康状態に関する噂が絶えない中で起こった。3月19日付の日刊紙『デイリー・ミラー』は、キャサリン皇太子妃が1月に腹部の手術を受けたザ・ロンドン・クリニックの職員の少なくともひとりが、皇太子妃の医療記録に不正にアクセスしようとしていたことを明らかにした。同紙はまた、病院の上級職員がケンジントン宮殿にセキュリティ侵害の可能性を警告し、詳細な調査が行われる予定だと伝えている。

一方、タブロイド紙『デイリー・メール』は、ウィリアム皇太子の妻の医療記録にアクセスしようとした3人の職員が "停職"になったと報じている。「キャサリン皇太子妃は、データ流出の可能性があることを知らされたという。また、国王(チャールズ3世)の個人医療情報は影響を受けていない」と同紙は伝えている。

3月20日、ザ・ロンドン・クリニックのCEOであるアル・ラッセル氏はついに口を開き、「データ流出疑惑の調査の一環として、あらゆる適切な調査、規制、懲戒措置を取る」と約束した。さらに、「当院には、患者や同僚の信頼を意図的に乱用する者の居場所はありません」と強調した。

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深刻なセキュリティ問題

このロンドンの私立病院は、ロイヤルファミリーだけでなく、元大統領、首相、そしてセレブリティにも、慎重な配慮をもって医療ケアを提供していることで知られている。「この病院は、王室メンバーの治療で高い評価を得ているだけに、今回のセキュリティ侵害は非常に影響があり、信じられないほどの損害を与える」と、ある関係者は『デイリー・ミラー』に語った。「信頼していた同僚が、このような信頼と倫理に反する行為に手を染めたことに、職員全員が大変ショックを受け、取り乱している」と彼女は付け加えた。

今回のセキュリティ侵害の一件は、キャサリン皇太子妃が夫のウィリアム皇太子と3人の子どもたちと一緒に外出する様子を撮影した動画が公開された翌日に発表された。動画は3月17日に撮影されたもので、1月に腹部の手術を受けて以来、初めて公の場に姿を現したキャサリン皇太子妃の姿が映し出されている。その場に居合わせた人々は口を揃えて、「キャサリン皇太子妃は幸せそうで、リラックスしていて、健康そうだった」と語ったことを『ザ・サン』が報じている。

text: Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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