プラダ 青山店にてミランダ・ジュライの個展が開催。

Culture 2024.05.10

プラダ 青山店では2024年5月9日(木)から8月26日(月)まで「MIRANDA JULY: F.A.M.I.L.Y.」を開催する。アーティスト、映画監督、作家と多彩な活動を続けているミランダ・ジュライの東京初個展となる本展は、ミラノのプラダ財団Osservatorioにて10月14日(月・祝)まで公開中の「Miranda July: New Society」と同時開催となる。

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プラダ財団が企画しミア・ロックスがキュレーションを務める、ミランダ・ジュライの東京初個展「MIRANDA JULY: F.A.M.I.L.Y.」より。©Prada

会場にはジュライの最新作である『F.A.M.I.L.Y.(Falling Apart Meanwhile I Love You)』が展示される。インスタグラムを通じた7人の見知らぬ相手との1年にわたるコラボレーションを元にしたマルチチャンネルビデオインスタレーションだ。この作品の参加者はジュライからの一連のプロンプトに対してリアクション動画を送信し、それをジュライがSNSコンテンツ向けに開発された無料編集アプリの切り取りツールを使って自分のスタジオに取り込んだもの。ミランダは全く新しい身体言語を通じたパフォーマンスにより、親密さについての疑問を投げかける。

自身の作品についてミランダは、「愛でられることによって元気になるのは、インスタグラムが叶えてくれる特徴の一つです。今回私は『F.A.M.I.L.Y.』という作品で、それを表現しました」と語っている。一方展覧会をキュレーションしたミア・ロックスは、「この作品ではミランダが参加者との交流を開始し、ある程度までコントロールしますが、同時にそこで起こる他人どうしの欲求や行為も歓迎します。彼女は遊び心あふれる形で、力とコントロールの共有を実験しているのです」と言う。

幅広い人間関係や親密さのあり方を考察し、既存のヒエラルキーや規範的な力関係に対する疑問をフェミニストの立場から発信するミランダ・ジュライ。7月17日(水)にはミランダとミアの対談がプラダ 青山店で行われるほか、ミランダとシンディ・シャーマンの対談が収録された図録も販売される。本展をきっかけに、不可思議な人間どうしのコミュニケーションについて、立ち止まって考えてみたい。

MIRANDA JULY: F.A.M.I.L.Y.

会期:2024年5月9日(木)~8月26日(月) 
場所:プラダ 青山店 6F 
東京都港区南青山5-2-6 
入場料無料 
#MIRANDAJULY 
#PRADA

●問い合わせ先:
プラダ クライアントサービス
tel. 0120-45-1913
www.prada.com

text: JUNKO KUBODERA

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