タトラー誌に描かれたキャサリン皇太子妃、肖像画が侮辱的だと話題に!

Culture 2024.05.27

英国のハイソサエティ向け雑誌「タトラー」が、キャサリン皇太子妃にオマージュを捧げた7月号の表紙を公開した。

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ホリールードハウス宮殿でのディズニー映画『クルエラ』特別上映会に出席したキャサリン皇太子妃。(エディンバラ、2021年5月26日)photography: Lock Stephen / Lock Stephen/I-Images/ABACA

これは失敗と言える。今週5月22日、雑誌「タトラー」はInstagramで次号の表紙を公開した。5月30日発売の表紙を飾るのは、キャサリン皇太子妃の肖像画だ。

2022年7月のエリザベス女王のプラチナ・ジュビリーを記念した肖像画、2023年7月のチャールズ3世の戴冠式を記念した肖像画に続く、王室の三部作を完成させるつもりなのかもしれない。英国皇太子妃の「威厳」、「エレガンス」、「気品」に捧げられたこの号で、「タトラー」は表紙を英国系ザンビア人アーティスト、ハンナ・ウゾールに託した。これは、ウィリアム皇太子の妻にポーズを取ってもらって描かれたものではなく、バッキンガム宮殿で行われたチャールズ皇太子時代最初の国賓晩餐会で撮影された写真からインスピレーションを得たものだ。2022年11月のある夜、キャサリン皇太子妃は、宝石で飾られた白い長いケープドレスを着て、クイーンメアリーのラバーズ・ノット・ティアラを被り、ダイアナ妃のダイヤモンドとパールのイヤリングを身につけて、風格をまとった。これらの要素はハンナ・ウゾールが描いた肖像画にも全て含まれていたが、インターネットユーザーはまったく納得しなかった。

Instagramにその表紙が投稿されると、コメント欄には非常に批判的内見が溢れ、「恐ろしい」とまで書かれていた。「小学校で描かれた素人の肖像画みたいだ。悪い。ひどい」、 「(皇太子妃は)あんなに美しいのに、なんてひどい肖像画だ」などの意見も見られた。キャサリン皇太子妃にカルト的な支持を持たないイギリス人ですら、この肖像画は彼女を正当に評価していないと感じている。「ケイトのファンではないが、この肖像画は侮辱だ」と書いた人もいた。

度重なる失敗

最近は、英国のロイヤルファミリーの肖像画が英国民の心を掴むのに苦労しているようだ。5月14日、チャールズ3世はバッキンガム宮殿で公式肖像画を公開した。画家のジョナサン・ヨーが非常に現代的なスタイルで描いたこの肖像画は、疑問を投げかけ、王室ファンに衝撃を与えた。あるネットユーザーはSNS上で「醜悪だ! 血の海だ」とコメントし、他のユーザーは国王の姿を地獄のサタンに例えた。しかし、残念ながら、幅2.6メートルのこの絵は現在、バッキンガム宮殿の壁に飾られている。

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text: Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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