モナコ王室のメンバー、パリオリンピックの聖火リレーに参加。
Culture 2024.06.25
6月18日、オリンピックの聖火がモナコに到着し、6人のモナコ人によって聖火リレーが行われた。
アレクサンドラ・コレッティ、シャルル・ルクレール、モナコのシャルレーヌ公妃、ガブリエラ公女、ジャック公子、アルベール2世、ヤン・シャオシン、ルディ・リナルディがオリンピックの聖火の点火に出席。(モナコ、2024年6月18日)photography: ABACA
1.5キロの重さと70センチメートルの高さを誇るオリンピックの聖火が、パリ2024オリンピックの開始まで残り38日を切って旅を続けている。この有名なトーチは、一般人から地元の住民、さらには有名人やインフルエンサーまで、多くの人々の手によって順番に受け継がれている。そして、この6月18日、モナコの人々もその聖火を数時間にわたって誇りを持って運んだ。
モナコでは、チャールズ・ルクレールが14時15分に聖火の祝典を始めた。F1ドライバーの彼はモナコの国営テレビ局「TVMonaco」の取材に対し、「私にとって、モナコでオリンピックの聖火を掲げることは大変名誉なことです」と述べた。
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モナコ大公宮殿の前庭の聖火
ポルト通りを横切り、アルム広場とランプ・ド・ラ・マジョールに向かうと、聖火はモナコ大公宮殿の前庭に到着した。アルベール2世とシャルレーヌ公妃は、頭からつま先まで白い服を身にまとい、満面の笑みを浮かべながら、誇らしげにオリンピックの聖火を掲げた。夫妻にはもちろん、双子のジャック公子とガブリエラ公女(9歳)と一緒だった。
モナコのアルベール2世は、1996年にアトランタで初めて聖火リレーに参加し、その後も9回にわたり聖火を担当している。また、彼はモナコのボブスレーチームの一員として1988年、1992年、1994年、1998年、2002年の冬季オリンピックにも出場している。さらに、1995年から国際オリンピック委員会の委員として活動し、モナコオリンピック委員会の会長も務めている。一方、シャルレーヌ公妃は水泳のオリンピック選手として活躍し、2000年のシドニー夏季オリンピックで南アフリカを代表した。
5月初旬に行われたフランスのメディア「ラ・マイエンヌ」のインタビューで、アルベール2世は今夏のパリ大会に出席することを発表した:「妻のシャルレーヌ公妃と子どもたちと一緒に、公国の選手たちを応援します」と宣言したモナコのアルベール2世は、こう付け加えた。「1924年から2024年までのパリオリンピックの100周年は、私たちの家族にとっても特別な記念すべき出来事です。私の祖父、ジョン・B・ケリー(女優グレース・ケリーの父)が、彼の従兄弟ポール・コステロとともに、カヌーで最後の3度目の金メダルを獲得した場所でもあります。」
モナコでの中継を終えた聖火はフランスに戻り、ギリシャのオリンピアとフランスで唯一双子都市となっているアンティーブに到着した。聖火は数週間にわたりフランス全土を巡り、来る7月26日にパリに到着し、開会式が行われる。
text: Elisa Cantaux (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi