7年間姿を見せなかったモロッコのラーラ・サルマ元王妃がミコノス島で撮影される!

Culture 2024.07.12

7年間公の場に姿を見せなかったラーラ・サルマ元王妃が、7月4日にふたりの子どもと一緒にミコノスの街を歩いているところを目撃された。

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ラバトの国立現代美術館で開催されたピカソ展でのラーラ・サルマ元王妃。(モロッコ、2017年6月14日)photography: ABACA

彼女は2017年以降、公の場から姿を消していた。長年にわたり、国王ムハンマド6世の元妻ラーラ・サルマ元王妃の日常生活が注目を集めていた中、2024年7月4日に子どもたちと一緒にいるところをミコノスで目撃された。

46歳の元王妃の「復帰」は非常に驚くべきものだった。というのも、彼女は夏の真っ只中に観光客で賑わう場所で目立つ姿を見せたからだ。実際、ラーラ・サルマ元王妃とムーレイ皇太子(21歳)、ラーラ・ハディージャ王女(17歳)は、ミコノス空港に到着した際、現地の報道陣を驚かせる70人のセキュリティ、アシスタント、執事、料理人を含む一行を伴っていた。

母親と子どもたちの荷物は別の便で運ばれた。地元の複数のメディアによれば、母親とふたりの子どもたちの大量の荷物を運ぶために少なくとも十台の車が必要だったという。それに加え、ラーラ・サルマ元王妃は現地の宿泊施設の装飾に納得せず、家にいるように感じるために自分で選んだ家具や装飾品を持ち込もうとした。数時間後、彼女はミコノスの街を散策中に警備員に囲まれているところを撮影された。

ギリシャはモロッコ王室にとって慣れ親しんだ休暇先だ。ギリシャのメディア「アテネ・マガジン」によると、元王妃は2017年にケア島にある別荘に約400万ユーロ(約6億9千万円)を投資したという。

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姿を見せなくなったプリンセス

2017年にラバト現代美術館を訪れ、モハメド・アミン・デムナティ氏に敬意を表する式典に出席して以来、ラーラ・サルマ元王妃は公の場に姿を見せていなかった。この7年間の不在は多くの疑問を呼び起こした。一部の人は、女性の権利の熱心な擁護者である元王妃がアメリカ合衆国に亡命したと主張しているが理由はわかっていない。元王妃が娘とともにギリシャのケア島にいるという説もある。

「サルマはモロッコ国王の最初の目に見える妻として、とても難しい仕事をしてきたと思います」と、王族専門のジャーナリスト、ネティ・レイストラは2018年4月、イギリスのウェブサイト「ロイヤル・セントラル」に語った。噂によれば、元王妃と夫は離婚したという。

記者もこの説に同意したようだ。彼女は、「もし彼らが本当に離婚していたら、王室メンバーたちは元王妃に立派で豪華な宮殿と、一切口外しないために必要なすべてのお金を与えるだろうと思います。しかし、もしそれが本当なら、私はかなり悲しいです。」

数カ月後の2019年7月、ムハンマド6世が即位20年を迎えたのを機に、王室をめぐる噂が高まり、ある声明が発表された。娘のラーラ・ハディージャ王女を誘拐した罪で告発された国王は、こうした「深刻な告発」に反論し、同時に離婚したことも認めた。彼の弁護士(当時はエリック・デュポン=モレッティ)は「元妻」という言葉を使った。しかし、夫妻の物語は謎に包まれたままである。

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text: Elisa Cantaux (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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