ウィリアム皇太子とハリー王子、伯父の葬儀で同席するも「ひと言も話さず」。

Culture 2024.09.03

ウィリアム皇太子とハリー王子はともに、伯父ロバート・フェローズ男爵の葬儀に参列したものの、終始距離を置いていた。

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エリザベス女王が亡くなった後、ウィンザー城でのウィリアム皇太子とハリー王子。 (2022年9月10日)photography: ABACA

ウィリアム皇太子とハリー王子の母ダイアナ妃の義兄にあたるロバート・フェローズ男爵が7月29日に亡くなった。葬儀は8月28日、ノーフォークのスネッティシャムにあるセンチ・メアリー教会でおこなわれた。

誰もがハリー王子は来ないだろうと思っていた。イギリスでの身の安全を本人が心配していたからだ。だが、彼はやってきた。ある関係者は「サン」紙に「どちらもこっそり来た」と語った。

同じサン紙の記事は家族の友人の話として兄弟は一緒に座らなかったとも報じている。また参列者のひとりは、「ウィリアム皇太子もハリー王子もいましたが、互いに一言もしゃべらず、よそよそしい態度でした」と述べたそうだ。

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仲直りの可能性

ここ数年、ウィリアム皇太子とハリー王子は犬猿の仲だ。ハリー王子が2018年にメーガン夫人と結婚して以来、仲はこじれる一方。ウィリアム皇太子が、弟とメーガン夫人の結婚の早さに懸念を表明し、激しい兄弟喧嘩になったことが伝えられている。「急ぐ必要はない」とウィリアム皇太子はハリー王子に忠告し、「彼女を知るのに必要なだけじっくり時間をかけるんだ」と声をかけた。ハリー王子は兄の態度を「偉そうに」と不快に感じたそうだ。これがおよそ8年前だった。

以来「メグジット」や衝撃の告白などがあり、事態は一向に改善しない。「仲直りの可能性はますます遠のいている」とイギリスの歴史家ロバート・レイシーは言うと、「少なくとも王室の現役メンバーに、ハリー王子が復帰できるとは思えない」と続けた。いまやハリー王子は米国に移住し、イギリスへの帰国は最小限にとどめている。ましてやメーガン夫人を伴うことはほとんどない。

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text: Elisa Cantaux (madame.lefigaro.fr)

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