坂口健太郎が韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」で見つけた 、出会いと別れとは?

Culture 2024.10.21

韓国でベストセラーとなった、辻仁成とコン・ジヨンによる小説『愛のあとにくるもの』が韓国ドラマとしてPrime Videoで配信をスタートした。坂口健太郎とイ・セヨンがW主演を務めた本作は、終わったはずの愛の行方を描き、撮影も韓国と日本で行われた。主人公の小説家、青木潤吾を演じた坂口に作品について、そしてロケ地韓国の魅力を聞いた。

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坂口健太郎
1991年7月11日生まれ、東京都出身。2010年、『第25回MEN'S NON-NOモデルオーディション』に合格し、専属モデルを務める。14年、映画『シャンティ・デイズ 365日、幸せな呼吸』で俳優デビュー。その後数多くのドラマ、映画に出演し、2022年『ヘルドッグス』で第46回日本アカデミー賞優秀助演男優を受賞した。

ー作品を通して発見した "出会いと別れ"とは?

潤吾がホンを思い続けた5年間という歳月は本当にすごいこと。思い続けるということは、とても難しいことかもしれないけど、一度出会った人というのは一生切れないとも思います。それはプライベートで出会った人も、仕事で出会った人も......別れは突然やってくるものだけど、相手は、自分の中に生き続けていくし、その人と過ごした素敵な記憶を大切にしていきたいと思っています

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ー日本と韓国の文化に違いは感じましたか?

レストランや食堂に行くと、ご飯を持ってきてくれる際、「마시게 드 세요(マシゲ ドゥ セヨ)」と言われるのがとても新鮮でした。日本語でいうと「おいしく召し上がってください(いまからいい時間を過ごしてくださいね)」という意味なのですが、少し相手に優しい気持ちになれるというか、素敵な文化だなと思いました。

ー共演したイ・セヨンさんから何か韓国語は学びましたか?

セヨンさんからはいろいろと教えてもらいましたが、今回の撮影は韓国に1ヶ月長期滞在したので、撮影期間を経て韓国語を自然に覚えていきました。韓国人のスタッフに囲まれた環境だったので、どんどん耳が慣れていき「아침밥 먹었어?(朝ごはん食べた?)」や、自己紹介なども言えるようになりました。

ー普段はどんな韓国ドラマを観ますか?

クライムサスペンスが好きなので、『殺人者のパラドックス』や『被告人』がお気に入りです。韓国ドラマに限らず、配信でいろいろな国のドラマを観ています。僕自身も海外のファッションショーや、海外の授賞式に参加させていただくことも多くなり、海外のファンの方からの歓声はうれしいです。僕の作品を配信で観てくれている人が世界中にいるのは不思議ですが、ありがたいことですね。

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ー韓国で好きなスポットはありますか?

以前、俳優仲間のパク・ボゴムが大学路を案内してくれて、レンタル自転車で街全体を見て回りました。舞台がたくさんあって素敵なエリアですよね。ボゴムと参鶏湯とアイスクリームを、男ふたりで食べました。
あと、今回の撮影期間に釜山にも1日だけ行って、海雲台のビーチを訪れました。少し寒かったですが、韓国の冬の海を感じることができてよかったです。

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坂口健太郎が語る、「愛のあとにくるもの」撮影ロケ地

〈ウェスティン 朝鮮ソウル〉

作中で、潤吾が滞在し、インタビューを受ける場所として登場する。インタビューを通じて潤吾の頭の中に、日本でホンと楽しく過ごした記憶が蘇る。

「僕もホテルに滞在しながら撮影しました。1週間ほど深夜帯に撮影していたので、体力的にすごく辛かったですね。ただ、夜間の撮影前にみんなで近くのお店でオギョプサルやカルグクスを食べに行けて楽しかったですね」

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ウェスティン 朝鮮ソウル
THE WESTIN JOSUN SEOUL
106  Sogong-ro, Jung District, Seoul, korea
https://www.marriott.com/ja/hotels/selwi-the-westin-josun-seoul/overview/

〈ユルドン公園〉

ソウルから車で1時間ほどの都市、城南にあるユルドン公園は、韓国最大の高さ45mのバンジージャンプがあることで知られている。ドラマの中では、潤吾がホンを探す場所として登場する。

「ソウルから少し離れた場所で、空気が澄んでいてとても気持ちよかったです。撮影したのは冬だったので、マイナス13℃ぐらいだったんですよね。寒すぎて舌が動かず、台詞が回らないこともありましたが、気分転換もできました」

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ユルドン公園
Bundang-gu, Seongnam-si, Gyeonggi-do, 大韓民国
http://www.ydpark.co.kr/sub/intro.html

〈仁川空港〉

韓国に出張で訪れた潤吾と、仕事で訪れたホンが運命的な再会を果たす、仁川空港。

「いつも金浦空港を使用することが多く、仁川空港には撮影で初めて行きました。すごく大きくてびっくり。再会のシーンにはエキストラとしてスタッフさんも映り込んでいるんですよ。みなさんのぎこちない動きがおもしろくてNGも出してしまいました」

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仁川空港
272 Gonghang-ro, Jung-gu, Incheon, Korea
https://www.airport.kr/ap/ja/index.do

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『愛のあとにくるもの』
⚫︎監督:ムン・ヒョンソン
●主演:坂口健太郎、イ・セヨン、ホン・ジョンヒョン、中村アンほか
⚫︎配信開始:Prime Video(2024年10月11日~)
(C)2024 Coupang Play All Rights Reserved

photograhy: Aya Kawachi

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