京都のミュージアムショップで買える、京文化を感じるお土産7選。
Culture 2024.11.18
京都の3つの美術館を巡り、可愛くてアーティなお土産をピックアップ! 個性豊かなアイテムの中から何を選ぶ?
京都市京セラ美術館
アート レクタングル 京都
Kyoto City Kyocera Museum of Art /Art Rectangle Kyoto
新たな出合いにワクワクする豊富な品揃え。
2020年にリニューアルオープンした、建築も見どころの美術館。ショップは伝統と革新、アートと生活を繋ぐ場として、展覧会グッズや書籍、工芸品、食品まで、ジャンルもさまざま。
1948年に開店した喫茶ソワレは青い照明が幻想的な京都の人気喫茶店。現在もお店で使われている昭和の洋画家、東郷青児のイラスト入りグラス類を自宅でも楽しんで。
こちらも喫茶ソワレから。同店の青い空間を彷彿とさせるデザインや名物のゼリーポンチのモチーフなど、老舗喫茶店の世界観を味わえる「夢ミル京都喫茶巡りマスキングテープ 喫茶ソワレ」
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福田美術館
Fukuda Art Museum
国内の巨匠の作品を日常に取り入れて。
嵯峨嵐山の渡月橋が一望できる、日本文化と芸術の発信地。江戸時代から近代にかけての主要な日本画家の作品を多く収蔵し、ショップではそれらの作品をモチーフにした日常使いしたくなる雑貨や、京都の老舗とコラボレーションしたオリジナルのお菓子などを扱う。
江戸時代中期に活躍した円山応挙が描いた愛らしい仔犬と、応挙の高弟、長沢芦雪による迫力ある虎を刺繍で表現したクッションキーホルダー。
じゃれ合う仔犬と、足を伸ばして寛ぐ猫を描いた長沢芦雪の作品『猫と仔犬』から。ニヒルな表情がいかにも猫らしく、芦雪の鋭い観察眼と優しい目線がうかがえる。猫好きの心に刺さりそう。
美人画で一世を風靡した竹久夢二は、今年生誕140年。作詞家としても活躍した夢二による名曲「宵待草」の詩を連想させる、人待ち顔の女性を描いた作品がモチーフのトート。色違いでグレーもある。
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ゼンビ-鍵善良房-
カギゼン アート ミュージアム
ミュージアムショップ ジープラス
Zenbi -KagizenYoshifusa- Kagizen Art Museum / Museum Shop Zplus
京都の"お誂え"を自分へのギフトに。
祇園の老舗和菓子屋、鍵善良房が手がける美術館。隣に併設するショップでは「手のひらに乗るギフト」をテーマに、京都の職人や作家と協業したここでしか出合えないお誂えを用意。
日本画家、山口晃が鍵善良房のために描き下ろした作品がポストカードに。直下の絵は鍵善良房の手提げ紙袋でもおなじみ。ほのぼのした優しいタッチに和む。
型染め作家、関美穂子によるオリジナルデザインのマッチ2種。祇園の舞妓さんが鍵善良房の名物、くずきりを食べているデザインの裏は宝結びモチーフ、蝋燭を灯してお祝いしているデザインの裏は猫のイラストが。
カギゼン アート ミュージアム ミュージアムショップ ジープラス
京都府京都市東山区祇園町南側570-107
https://zenbi.kagizen.com/museum-shop/
*「フィガロジャポン」2024年11月号より抜粋
photography: Noriko Yoshimura coordination: Natsuko Konagaya