いまダンスが熱い! ピナ・バウシュにKバレエ......いま行くべき、注目の舞台8選。

Culture 2025.10.20

バレエやコンテンポラリーダンス、オペラに現代サーカスまで、昨今注目を集めるダンス公演をジャンルレスでご紹介。固定概念を打ち破る、最高のパフォーマンスをお見逃しなく!


01. ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団
『Sweet Mambo』

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photography: Karl-Heinz Krauskopf

初演ダンサーたちが踊り継ぐ、愛あふれるダンス。

舞踊と演劇が共生するタンツテアターの手法で多くの観客に感動をもたらしたピナ・バウシュ。彼女が率いたドイツのヴッパタール舞踊団が8年ぶりに来日、ピナの最晩年の作品となる2008年初演の『Sweet Mambo』を上演する。3年前の再演時、その遺志を踊り継ぐ初演ダンサーが集い、創作時のピナの問いかけに再び向き合い蘇らせたという本作。古参メンバーを含む舞踊手たちを再び観ることができる喜び、愛あふれるダンスを体感する幸せを、しっかり噛み締めたい。

『Sweet Mambo』
会期:11/27~30
会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
料)全席指定 一般:S席 ¥12,000、A席 ¥8,000、B席 ¥5,000、U-25:S席 ¥7,000、A席 ¥5,000、B席 ¥3,000
※11/21〜22京都にて公演あり

問い合わせ先:
SAFチケットセンター
0570-064-939
https://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/104660/

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02. 熊川哲也 K-BALLET TOKYO × Bunkamura 共同プロジェクト
K-BALLET Opto『踊る。遠野物語』

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Illustration:Yoko Mori photography: Hajime Watanabe

この世とあの世が交わる、幻影の地へ。

柳田國男の『遠野物語』を、特攻隊員とその許嫁の悲恋を軸に舞台化。振付・演出を担う森山開次が誘うのは、この世とあの世が交わる幻影の地だ。バレエダンサー、舞踏界のレジェンド・麿赤兒と大駱駝艦の面々、歌舞伎俳優・尾上眞秀ら異色の顔合わせに注目を。

『踊る。遠野物語』
会期:12/26〜28(全5公演)
会場:東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
料)全席指定 プラチナシート ¥15,000、S席 ¥12,000、A席 ¥8,000、B席 ¥5,500(東京公演)
※2026年1/9山形、1/12秋田、1/15青森、1/18岩手、1/20北海道にて公演あり

問い合わせ先(東京公演):
Bunkamuraチケットセンター
03-3477-9999
https://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/25_opto_tohnomonogatari/

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03. Noism Company Niigata 2025 冬公演
Noism0+Noism1『マレビトの歌』

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『セレネ、あるいはマレビトの歌』(2023年)提供:黒部舞台芸術鑑賞会実行委員会

"個と集団"、"彼岸と此岸"に向き合う金森穣の世界。

Noism芸術総監督・金森穣による初の野外公演のための作品が、利賀、スロベニアでの上演を経て本拠地新潟と埼玉の劇場空間に凱旋。金森が近年向き合ってきた"個と集団"、"彼岸と此岸"というテーマが、マレビトという謎の存在を介し、異端を巡る儀式として展開される。

Noism0+Noism1『マレビトの歌』
会期:12/5〜7
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈劇場〉
料)全席指定 ¥5,500、U25 ¥3,000、高校生以下 ¥1,000
※12/ 20〜21埼玉にて公演あり

問い合わせ先:
りゅーとぴあチケット専用ダイヤル
025-224-5521
https://noism.jp/noism0-1_marebito/

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04. 新国立劇場ダンス
伊藤郁女『ロボット、私の永遠の愛』

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©Laurent Paillier

フランスで活躍する振付家が踊る、自伝的ソロ。

ストラスブール・グランテスト国立演劇センターのディレクター、伊藤郁女の自伝的ソロ作品。父と、また人生の伴侶と踊り、母となった彼女がここではロボットに。人間としての振る舞いを一から学び直し、人間とは何かを問い、模索する姿が観客の心を揺さぶる。

『ロボット、私の永遠の愛』
会期:12/5〜7
会場:新国立劇場 小劇場
料)全席指定 A席 ¥6,600、B席 ¥5,500、Z席 ¥1,650 ※その他割引あり

問い合わせ先:
新国立劇場ボックスオフィス
03-5352-9999
https://www.nntt.jac.go.jp/dance/robot/

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05. 舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」 芸劇オータムセレクション
ダミアン・ジャレ×名和晃平『Planet[wanderer]』

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© Rahi Rezvani

振付家と彫刻家によるコラボレーション、舞台は「葦原中国」。

10年以上にわたり共同作業を重ねる振付家ダミアン・ジャレと彫刻家・名和晃平による舞台作品。『古事記』に登場する三つめの世界「葦原中国」、つまり我々の生きる世界を舞台に、8人のダンサーが力と脆弱さ、調和と生存、破壊と進化の間で揺れ動く人間の姿に迫る。

『Planet[wanderer]』
会期:11/1〜3
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
料)全席指定 S席 ¥7,500、A席 ¥6,500、サイドシート ¥5,000、29歳以下(A席)¥5,500、高校生以下 ¥1,000 ※その他割引あり
※11/8〜9京都にて公演あり

問い合わせ先:
東京芸術劇場ボックスオフィス
0570-010-296
https://www.geigeki.jp/performance/theater376/

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06. ヨコハマダンスコレクション2025
クラウド・ゲイト・ダンスシアター(雲門舞集)チェン・ゾンロン(鄭宗龍)×真鍋大度『WAVES』

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photography: LIU Chen-hsiang

台湾発、ダンスとテクノロジーの交差点。

台湾を代表するコンテンポラリーダンスカンパニーの最新作。芸術監督チェン・ゾンロン(鄭宗龍)と、コンポーザー、プログラマーの真鍋大度の協働で誕生した本作は、波の概念を身体から発せられる動的エネルギーとして探求、ダンスとテクノロジーの交差点を体感させる。

『WAVES』
会期:12/13
会場:KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>
料)全席自由 一般 ¥5,500、U-25・ダンサー割 ¥3,000、高校生以下 ¥1,000、当日 ¥6,000
※12/17京都、12/21北九州にて公演あり

問い合わせ先:
横浜赤レンガ倉庫1号館
[公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団]
045-211-1515
https://yokohama-dance-collection.jp/program/program09/

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07. 世田谷アートタウン2025関連企画
カンパニー・ルーブリエ/ラファエル・ボワテル『Ombres Portées/キャストシャドウ』

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© Christophe Raynaud de Lage

現代サーカスが、家族の物語を紡ぎ出す。

フランス現代サーカスを牽引するラファエル・ボワテルによる本作は、彼女曰く「私が思い描いた"総合芸術"としての舞台作品」。光と影が織りなす舞台空間で展開されるのは、秘密と不穏をまとった家族の物語だ。言葉と肉体が交錯する現代サーカスの新境地を味わって。

『Ombres Portées/キャストシャドウ』
会期:10/24〜26
会場:世田谷パブリックシアター
料)全席指定 一般 ¥6,000、ペア ¥11,000(一般2名・前売のみ)、高校生以下 ¥3,000

問い合わせ先:
世田谷パブリックシアターチケットセンター
03-5432-1515
https://setagaya-pt.jp/stage/25028/

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08. 新国立劇場オペラ『オルフェオとエウリディーチェ』

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photography: Rikimaru Hotta

勅使川原三郎の美学が誘うバロック・オペラ。

世界的振付家の勅使川原三郎が2022年に演出・振付・美術・衣裳・照明を手がけたグルックのオペラ、待望の再演だ。勅使川原の美学が透徹された舞台では、彼の振付を体現する佐東利穂子、アレクサンドル・リアブコらの身体とバロックの響きが融合、究極の美の世界を紡ぎ出す。

『オルフェオとエウリディーチェ』
会期:12/4〜7
会場:新国立劇場 オペラパレス
料)全席指定 S席 ¥26,400、A席 ¥22,000、B席 ¥15,400、C席 ¥9,900、D席 ¥6,600、Z席 ¥1,650 ※その他割引あり

問い合わせ先:
新国立劇場ボックスオフィス
03-5352-9999
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/orfeo-ed-euridice/

text: Tomoko Kato

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