60sのファッションアイコンだったジェーン・バーキン、当時のアイメークを後悔!?
Culture 2016.01.28
エルメスのバッグ"バーキン"にその名を残す、女優であり歌手でもあるジェーン・バーキン。そんな彼女が、60年代に取り入れていたアイメークをもっと早くやめるべきだった、と思っていることを明かした。
ジェーンはフランスのカリスマ的スターだったセルジュ・ゲンズブールとの交際を機に、60年代のファッションアイコンとして知られるようになった。イギリス出身のジェーンは、60年代のロンドンっ子らしいファッションとメークのまま、セルジュと一緒に高級ブティックに足を運んでいたという。
「セルジュはブティックに行くのが好きだった。私たちはドレスを着て次々に登場する女の子たちを見ながら、新年にマキシム(パリの高級レストラン)に出かける時に私が着る服を選んだりしたのよ」とアメリカ版『VOGUE』誌のインタビューで回想している。
「サンローランの店に行った時だと思うけれど、私はかごバックを持って男の子用のシャツを着ていたの。1968年当時としては、かなり場違いな格好だったわね。当時の私は独特のメークをして、ミニ丈のドレスを着ていた。マリー・クワントっぽくて、スインギング・シックスティーズそのものって感じだったわ。今になって思うの。そんな私を誰かがちょっと変えてくれたら良かったのにって。そのアイメークはやめたほうがいいって、もっと早く言って欲しかったわ。私があのメークをやめたのは、『ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ』とか『熱砂の情事』に出演した頃なの。寝起きみたいに見えるアイメークだったから、やめて良かったわ」
アイメークについては少し後悔しているようだが、常識にとらわれずに着たいものを着るというジェーンのスタンスはいまも変わっていない。映画に出演している時を除けば、ジェーンは常に自分らしいスタイルを貫いている。
「素足にマッキントッシュのコートという格好がしたければ、そうするわ」と、ジェーンは笑顔で話している。「私はそういうことを、まったく気にしないの。別にパジャマ姿でもよかったけれど、セルジュと私はナイトクラブにTシャツとジーンズを着ていったりしていたのよ。まわりの人たちに"あなたたちもやってみれば"って言ったけれど、誰もそうしなかった。セルジュはみんなに愛されていたから、私も許してもらえたのよね。人に合わせる必要なんて、私たちにはなかったわ」
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