A・プットマンとM・ゼケリが手がけた、
デジタルフォトフレームが日本上陸!
Culture 2009.06.01
デジカメで写真はたくさん撮っているけれど、PCにダウンロードすることも、ましてやプリントアウトすることもなく、撮りっぱなし......。デジカメの登場で写真はぐっと身近になったけれど、その後の楽しみ方まではまだ気が回らない人が多いのが現実。
そんな人のために数年前から登場したのが「デジタルフォトフレーム」だ。
デジタルカメラ売り場にはたくさんのデジタルフォトフレームが並んでいるが、新カテゴリーということもあってか、機能は充実しているもののデザイン性まで追及したものがあまりないのが現実。
そこでご紹介したいのが、フランスを代表するプロダクト・デザイナー、アンドレ・プットマンとマルタン・ゼケリがデザインしたふたつのデジタルフォトフレームだ。
フランスのワイヤレス・テクノロジーのブランド、パロット社が展開する「Parrot Design By」コレクションの第1弾として登場したデジタルフォトフレーム。アンドレ・プットマンがデザインしたフレームは、取り込んだ写真を簡単に整理しながら楽しみたいという本人の希望で、400枚以上の写真をフォルダに分けて保存することができる。¥48,300
彼女がデザインしたのは、ミニマリズムを得意とする彼女らしい、シックなモノトーンのフォトフレームだ。クリアな外枠で、写真をブラックの中枠が囲むので、画像がぐっとしまって色鮮やかに見える。SDカードやミニUSB接続で写真を取り込めるほか、携帯電話からワイヤレスで写真を転送することも可能。取り込んだ写真をこのフォトフレームを使ってフォルダに整理できるのがうれしいポイント。説明書を読み込まなくても直感で操作方法がわかるように工夫された、女性にやさしい設計となっている。
シンプルかつミニマルなデザインとテクノロジーが美しいカタチとなったマルタン・ゼケリのフォトフレーム。パロット社の圧縮技術により、1500枚の写真をストックすることが可能。SDカードやUSBで内部メモリを増設することもできるほか、自動電源オフ機能も。このフレームに映すために写真を撮りたくなりそう!¥59,850
彼のフォトフレームは、ディスプレイとフレームの一体型。しかも、正方形というのが大きな特徴だ。電源がオフのときにフロント面は鏡となり、フォトフレームとは思えないほど洗練された佇まい。電源をオンにすると中央に画像が浮かび上がってくる様子は、大切な思い出が宝箱の中でキラキラ輝いているかのよう。
無線LANやBlurtooth、NFCといった無線通信に対応できるほか、USBポートやSDカードスロットも完備。また、パソコンやiPhoneやiPod touchを使って遠隔操作することも可能。さらに、メールを送受信したり、写真共有サイトの写真を読み込むこともできるので、もはやコミュニケーションツールといえるのだ。
インテリアにマッチするデジタルフォトフレームを探していたデザイン・コンシャスな方も、きっと満足できる二つのフレーム。思い出をいつまでも新鮮なものにしておくためにも、ショップでぜひチェックしてみて。6月発売予定。ゼケリのフレームの色は落ち着いたブラウンゴールド。電源を切るとミラーになる。
●問い合わせ先:トダモード tel 03・3585・4332