J.K.ローリング、ロックダウン中の子どもたちに向け新作をリリース!

Culture 2020.05.27

celebnews-01-20527.jpg

『ハリー・ポッター』シリーズの作者として知られるJ.K.ローリングが、新作『The Ickabog(原題)』を出すことを自身のウェブサイトで発表した。

おとぎ話のようなファンタジーあふれるストーリーを繰り広げる本作は、『ハリー・ポッター』のスピンオフではなく、全くの新作であり、魔法も封印。『ハリー・ポッター』最終章の執筆中に、ほぼ構想は出来上がっていたという。

「『The Ickabog』のアイデアは、『ハリー・ポッター』を書いている間にひらめきました。最初の草案の大部分は、ポッターの本の合間に書き上げました。『ハリー・ポッターと死の秘宝』の後に出版するつもりだったのです」とローリング。

「しかしながら、最後のポッターの本を書き終えた後、私は本を出すことからひと休みしたくなったのです。結局その状態は5年間続きました」

「そして数週間前の夕食の最中、私はロックダウン状態の子どもたちに、『The Ickabog』を無料で公開しようとひらめいたのです。屋根裏部屋の埃っぽい箱から原稿を下ろし、数年ぶりに読んだり書き直したりして、私は二度と入らないだろうと思っていた架空の世界に没頭しました」

「『The Ickabog』は読み聞かせの本として書かれており、連載に適していると思っています(無意識のうちにそうなりました。私も自分の子どもたちに読み聞かせています)。あるいは、7~9歳の子どもがひとりで読むのにも適しています」

ポッターファンはもちろん、世界中が注目する本作は、5月26日から7月10日までの平日、1~3章ずつ公式ウェブサイトにアップされる。すでに最初の2章を読むことができ、近日中には翻訳版も公開される予定だが、日本語版のリリースについては現時点では不明だ。

さらにローリングは、今年11月に『The Ickabog』を出版予定で、その収益は全て新型コロナウィルス救援活動団体に寄付されるという。

子どもだけでなく大人も楽しめる世界観だから、親子で楽しむのもいいだろう。おうち時間に、新たな空想の冒険へ!

【関連記事】
家遊びに飽きた子どもを夢中にさせるには?

photo: Evan Agostini/Invision/AP/AFLO, texte: ERI ARIMOTO

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest
Business with Attitude
コスチュームジュエリー
35th特設サイト
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories

Magazine

FIGARO Japon

About Us

  • Twitter
  • instagram
  • facebook
  • LINE
  • Youtube
  • Pinterest
  • madameFIGARO
  • Newsweek
  • Pen
  • CONTENT STUDIO
  • 書籍
  • 大人の名古屋
  • CE MEDIA HOUSE

掲載商品の価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の消費税を含んだ総額です。

COPYRIGHT SOCIETE DU FIGARO COPYRIGHT CE Media House Inc., Ltd. NO REPRODUCTION OR REPUBLICATION WITHOUT WRITTEN PERMISSION.