ミス・ユニバース韓国大会で決勝に進出した「80代の女性」とは？

10月1日、チョイ・スンファは、ミス・ユニバース韓国大会に参加した初の80代の女性となった。彼女は素晴らしい経歴を持っている。

元看護師のチョイ・スンファ。photography:AP／Aflo

年齢は美しさの障害になるだろうか？　チョイ・スンファにとって、それは間違いなくそうではない。10月1日、80歳のこの韓国人モデルは、2024年のミス・ユニバース韓国大会のファイナリストに輝いた。彼女は第一ステージから、銀髪と自信に満ちた歩き方で際立ち、ファイナリストの中に名を連ねた。22歳のハン・アリアルが優勝を果たしたものの、チョイ・スンファは確実に観客の心に強い印象を残した。

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72歳でスタートしたモデルキャリア

モデル業は彼女にとって当然の選択ではなかった。68歳まで看護師だった2児の母は、退職したばかりのときに金融詐欺の被害に遭い、再び仕事を続けざるを得なくなった。そして71歳のとき、患者からモデルになることを勧められ、チョイ・スンファは翌年、モデルになることを決意したのである。2018年、80代の彼女はソウル・ファッションウィークでデビューし、それ以来、2021年には韓国版「ELLE」、2019年には「ハーパーズ バザー」の表紙を飾るなど、話題の雑誌の表紙を次々と飾っている。

韓国が美に対する基準が非常に厳しく、整形手術が一般的な文化であることを考えると、チョイ・スンファの快挙は格別だ。実際、「エコノミスト」誌の調査によると、韓国では女性の5人に1人が美容整形を受けているという。

栄光の瞬間

2024年、チョイ・スンファのキャリアは新たな展開を迎えた。ミス・ユニバースのルールが改正され、28歳以上の候補者も受け入れられるようになったのだ。「挑戦しないわけにはいきませんでした。成功するかどうかは関係なく、このチャンスをつかむ決意をしました」と彼女は「CNN」のインタビューに答えた。ステージに登場した際、チョイ・スンファは観客を驚かせた。「参加者たちは私を見て驚き、80歳だと知ると、『あなたのように年を重ねたい』と称賛の声を上げていました」と彼女は「BBC」の記事で振り返った。結果的に彼女は手ぶらで会場を後にしたが、彼女の登場は人々の記憶に残り、美のコンテストにおける大きな一歩となったかもしれない。

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