ノートルダム大聖堂の式典に登場したウィリアム皇太子、「すでに国王の風格」と絶賛。

Celebrity 2024.12.09

ノートルダム大聖堂の再開に合わせてパリを訪れた国王チャールズ3世の息子は、その笑顔、カリスマ性、そして優雅さで人々を魅了した。イギリス王位の継承者であるウィリアム皇太子は、自国を代表して他国の指導者たちと対峙し、すでに未来の王としての資質を十分に備えていることを示した。

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11月7日、フランスの大統領夫妻とウィリアム皇太子がフランス・パリのノートルダム大聖堂に姿を現した。photography: Blondet Eliot/ABACA

ノートルダム大聖堂の前庭に、ひとりで現れたウィリアム皇太子。自信に満ちた様子でフランスのエマニュエル・マクロン大統領のもとへと歩み寄り、2019年の大火災から5年を経て再開するこの記念碑の式典という歴史的な日にイギリス代表を務めた。ウィンザー近郊のアデレード・コテージを出発し、ひとりでフランスの首都パリに向かったチャールズ3世の息子でイギリス王位の継承者であるウィリアム皇太子は、父の代役として重要な役割を果たした。その姿は自然な優雅さを帯びており、このような場に慣れている彼らしい堂々とした振る舞いであった。

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エマニュエル・マクロン大統領、ウィリアム皇太子、ブリジット・マクロン大統領夫人、ノートルダム大聖堂の前で。photography: Blondet Eliot/ABACA

数日間伸ばしたヒゲで顔を覆ったキャサリン皇太子妃の夫、ウィリアム皇太子は、世界中から集まった多くの政治家たちに囲まれ、象徴的な背景の中でフランスの大統領と温かく挨拶を交わした。カメラマンの前では、大統領夫妻と笑いながら会話を交わし、パリの雨の中で和やかな雰囲気を醸し出した。このような姿が、ダイアナ妃の息子としての好感度をさらに高めることとなった。

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ドナルド・トランプの味方?

支持者の前であろうと、物議を醸す人物の前であろうと、ウィリアム皇太子は決して動じることがないようだ。大聖堂の大きな梁の下で、彼はアメリカのドナルド・トランプ次期大統領に手を差し伸べる姿が目撃された。トランプ次期大統領は、2年前に亡くなったエリザベス女王に対して敬意を抱いていることは知られているが、ウィリアム皇太子の弟でカリフォルニアに住むハリー王子をはじめ、他の王室メンバーに対してはあまり好意的ではない。

トランプ次期大統領は最近、薬物乱用の過去を理由に、ハリー王子を米国から追放するとまで発言していた。

ウィリアム皇太子とハリー王子の関係は何年も前から緊張関係にあるが、この複雑な状況を王位継承者であるウィリアム皇太子は見事に対処しているようだ。大聖堂の荘厳なオルガンの下で、ウィリアム皇太子とアメリカ次期大統領は、この日早くに会話を交わし、微笑みを交わした後、式典に参加するために席に着いた。

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2025年は平穏の年?

ウィリアム皇太子の自信は、2024年の厳しい一年を乗り越えたことが背景にある。妻キャサリン皇太子妃と父チャールズ3世は、ともにがんと戦った。バッキンガム宮殿がチャールズ3世のがんを公表してからわずか数週間後の3月、キャサリン皇太子妃は動画で化学療法を受けていることを明らかにした。その動画に、人々は胸を打たれた。また、ウィリアム皇太子は、ウェールズ公として、長男として、王位継承者として、また父親や夫としての役割を果たす中で、子どもたちと過ごし、妻を支え、父親としての王室の義務を果たすために多くの努力を重ねてきた。

数ヶ月間スポットライトから遠ざかっていたキャサリン皇太子妃は、9月9日に化学療法の終了を発表し、ファンを安堵させた。新しい動画でキャサリン皇太子妃は、「揺るぎない支え」となっている夫と子どもたちに囲まれ、晴れやかな姿を見せた。11月初め、南アフリカを訪問中、ウィリアム皇太子は『ザ・ミラー』にこう語っていた。「正直なところ、今年は本当にひどい年でした。おそらく、私の人生で最も難しい年だったでしょう。でも、妻と父が成し遂げたことを大変誇りに思っています。家族としては、非常に厳しい年でした。」しかし、この暗い状況は2025年には明るく兆しが見え、穏やかな一年が訪れることを期待したい。

From madameFIGARO.fr

ウィリアム皇太子とマクロン夫妻。壊滅的な火災から5年後の歴史的な再開を祝うため、この土曜日、パリのノートルダム大聖堂に芸術界のセレブやスターたちが集まった。photography: Blondet Eliot/ABACA
モナコ公アルベール2世とマクロン大統領。photography: Blondet Eliot/ABACA
エマニュエル・マクロン大統領とドナルド・トランプ次期大統領。photography: Lafargue Raphael/ABACA
ニコラ・サルコジ、カーラ・ブルーニ、エマニュエル・マクロン、ブリジット・マクロン。photography: Blondet Eliot/ABACA

text: Léa Mabilon (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi

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