カミラ王妃が決して手放さないブレスレットに隠された意味とは?
Celebrity 2024.12.18
チャールズ3世の妻、カミラ王妃は、イギリス王室の玉座に就いたことで世界最大の宝飾コレクションを受け継いだ。それにもかかわらず、カミラ王妃は自身の個人的なコレクションの中から特定のブレスレットを、たとえ重要な式典の場であっても手放すことがない。また、それらの中には、特別な意味を持つものも含まれている。
カミラ王妃には常に身につけているいくつかのお気に入りのブレスレットがある。(2024年10月、ロンドン)photography: Jackson Chris/PA Wire/ABACA
2022年9月、エリザベス女王の逝去に伴い王妃となったカミラ王妃は、非常に膨大な宝飾コレクションを受け継いだ。このコレクションは世界最大級とされ、その価値は現在1億2000万ドル(約184億円)を超えると見積もられている。
カミラ王妃は、大切な場面で豪華なジュエリーを身につけるのを好む一方、自身のコレクションの中でもよりカジュアルなアイテムに特別な愛着を持っており、ほとんど外すことはない。彼女は右手首に、特別な意味を持つ2本のブレスレットを頻繁に着用している。ひとつはカスタマイズされたチャームがついたゴールドのブレスレット、もうひとつは邪気を避けるためのブレスレットだ。
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魔除けのブレスレット
カミラ王妃は3つのブレスレットのうち、ゴールドのチャームブレスレットと魔除けのブレスレットのふたつはほとんど外さない。photography: Radburn Chris/PA Photos/ABACA
ひとつは、さまざまなコイン型のチャームがついたブレスレット。そのうちのひとつには、30.12.09という数字が刻まれている。これは、娘のローラ・パーカー=ボウルズの双子の孫、ガスとルイの誕生日を表している。もうひとつは魔除けのブレスレットで、ナザール(目の形をしたお守り)と十字架をモチーフにした上質なゴールドのチェーンである。
最近、カミラ王妃はこれまでの印象とは異なる、よりカジュアルでユニークなブレスレットを身につけて話題となった。それは、シンプルな青いコットン紐にひとつまたは複数のビーズがついた「友情のブレスレット」だ。今年に入ってから、彼女は何度もこのブレスレットを身につけている。実は、このタイプのブレスレットを愛用しているのは王妃だけではない。チャールズ3世や、孫のジョージ王子、シャーロット王女も同様のブレスレットを身につけている。
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お気に入りのブランド、ヴァン クリーフ&アーペルのブレスレット
2022年9月8日にエリザベス女王が亡くなって以来、カミラ王妃が新たに愛用するようになったブレスレットがある。現在では王妃の右手首にこれを見ない日はほとんどない。フランスの高級ジュエリーブランド「ヴァン クリーフ&アーペル」のお気に入りコレクションからの「ヴィンテージ アルハンブラ」5モチーフブレスレットである。イエローゴールドとブルーアゲートのストーンで作られたこのブレスレットは、同ブランドを象徴する作品のひとつである。ブランドの説明によると、「1968年の最初のアルハンブラコレクションに忠実でありながら、ヴィンテージ アルハンブラは時代を超えたエレガンスが特徴。四つ葉のクローバーからインスピレーションを受けたモチーフは、幸運の象徴であり、繊細なゴールドのビーズで縁取られている」とのこと。
そして、この四つ葉のクローバーが選ばれたのは偶然ではなかった。新しい国王の即位の始まりを象徴する幸運だけでなく、信仰、愛、希望をも象徴している。これは英国王室にとって、この悲しみの時期において非常に重要な意味を持っていた。
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「友情のブレスレット」を身につけたカミラ王妃。photography: Jackson Chris/PA Wire/ABACA
From madameFIGARO.fr
text: Louise Ginies (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi