ノルウェーのメッテ=マリット王太子妃、レイプで告発された息子について初めてコメント。
Celebrity 2025.01.06
ノルウェー放送協会のインタビューに応じたノルウェーのメッテ=マリット王太子妃は、27歳の長男マリウス・ボルグ・ホイビーに対するレイプ疑惑について、初めて公の場で語った。2024年はノルウェー王室にとって「ひどい年」となった。
いつも発言に慎重なメッテ=マリット王太子妃だが、ノルウェー放送協会NRKとの毎年恒例のテレビインタビューではここ数ヶ月間、ノルウェーを揺るがしてきた事件について、初めて口を開いた。2024年に長男マリウス・ボルグ・ホイビーがレイプと性的虐待の嫌疑で逮捕された一件だ。
27歳の若者は昨年8月、交際相手の女性に対する暴力で初逮捕され、11月18日には、ノルウェー警察によると「意識がないか、その他の理由でその行為に抵抗できない状態の人物との性行為」で再逮捕された。この他、性的虐待で何人もの女性から告発されている。そして、最初の告発以降、その数は増える一方だ。
ハーコン王太子はすでに義理の息子に関して発言し、ノルウェー王室内で事態に対応することを表明していた。一方でメッテ=マリット王太子妃はこれまで沈黙を守っていた。「辛いことでした。それ以上は言えません。とてもとても困難なことでした」と彼女はインタビューで語った。
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真剣に取り組んでいる
8月の初逮捕後、メッテ=マリット王太子妃の長男は「精神的な問題」とコカイン依存の問題を抱えていることを認めた。王太子妃は長男の状態をとりわけ深刻に受けとめている。「しばらく前から、医療機関の専門的な支援を受けています。支援なしにはこの状況を受け入れられなかったでしょう。家族としても、ノルウェー国民への義務を果たすという点でも」
そして続けて、「やるべきことはたくさんあり、とても真剣に以前から取り組んでいます。大事なことです。8月から対処しはじめたわけではありません。もっと以前からの問題であることを知っていただくべきだと思いました」と言った。王太子も「これは本人の問題であり、尊重してあげなければなりません」と口を添えた。スキャンダルに直面しながらも威厳を保つ王太子夫妻の結束は固い。
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text: Louise Ginies (madame.lefigaro.fr)