イヴァンカ・トランプが就任式で纏ったドレスは、1954年にオードリー・ヘップバーンが着用したもののレプリカだった!
Celebrity 2025.01.23
アメリカ新大統領の娘イヴァンカ・トランプは、1月20日(月)の就任舞踏会で、ハリウッドの多くのセレブと同様、オードリー・ヘップバーンの伝説的なルックからインスピレーションを得ていた。
アメリカ第47代大統領の就任舞踏会でのジャレッド・クシュナーとイヴァンカ・トランプ。(2025年1月20日、ワシントン)photography: ANNA MONEYMAKER / Getty Images via AFP
大イベントには豪華なドレスが欠かせない。1月21日、父親がワシントンの議事堂で就任式を終えた数時間後、イヴァンカ・トランプが就任舞踏会に姿を表すと注目を集めた。その夜、夫ジャレッド・クシュナーとともに登場した彼女は、白いビスチェスタイルのマキシ丈ガラドレスを選んだ。このドレスの特徴は、随所に施された黒い花柄のディテールで、どこか2010年代の衣服に見られる刺繍を思わせるデザインだった。
イヴァンカ・トランプのドレスはさらに昔の時代からインスピレーションを得ている。このドレスは、1954年にオードリー・ヘップバーン主演の映画『麗しのサブリナ』のためにジバンシィがデザインした有名な白黒のオートクチュールドレスのレプリカなのだ。元モデルでもある彼女は、この装いを1950年代風のシニヨンヘア、黒いオペラグローブ、そしてダイヤモンドのネックレスで完成させた。これに対し、X(旧Twitter)でのフォロワーたちは彼女を称賛するコメントを惜しまなかった。「信じられない! あなたは本当に美しい」「とてもオードリー・ヘップバーンっぽい!」「なんて素晴らしいドレス、そして手袋がさらに特別なアクセントを加えている。まさに完璧」「黒と白はタイムレスなエレガンスを象徴するとともに、純粋さや品位も表現している」といったコメントが、現在イーロン・マスクが運営するこのソーシャルメディアに寄せられている。ちなみに、イーロン・マスクはドナルド・トランプの熱心な支持者としても知られている。
1954年、映画『麗しのサブリナ』撮影中のオードリー・ヘップバーン。photography: Hollywood Archive/Avalon/ABACA
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オールドハリウッドに対する情熱
ホワイトハウスの代表者が『デイリー・メール』に対し、イヴァンカ・トランプが「アルノー家とジバンシィのアトリエが、この傑作を創り上げたことに対し、驚くほど感謝している。オリジナルの芸術性と優雅さを見事な精度と卓越した職人技で再現した」と語ったことを明らかにした。
オールドハリウッド風スタイル。ここ数ヶ月間アメリカのセレブたちを魅了し続けているトレンドそのものだ。この現象は、先日のゴールデン・グローブ賞授賞式で大いに注目を集めた。ゼンデイヤやセレーナ・ゴメスをはじめとする多くのセレブたちが、1950年代からよみがえったかのようなドレスを身にまとっていた。さらに、映画『ウィキッド ふたりの魔女』のプロモーション中のアリアナ・グランデも、『ティファニーで朝食を』(1961年)のヒロインが象徴するアイコニックなスタイルにオマージュを捧げている。そして、イヴァンカ・トランプもまた、このスタイルを自分のものにし、ホワイトハウスへ持ち込みたいと願っているようだ。
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From madameFIGARO.fr
text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi