ハリー王子が名誉毀損裁判で依頼した弁護士、デビッド・シャーボーンとは?

Celebrity 2025.01.24

ジョニー・デップやキャサリン・ゼタ＝ジョーンズも代理したこの英国の名高い弁護士は、名誉毀損に関する裁判でセレブたちの頼れる存在となっている。

2022年5月19日、ロンドンで行われた「ワガサ・クリスティ」裁判でのデビッド・シャーボーン。photography: Wiktor Szymanowicz / Future Publishing via Getty Images

彼は今や、自身が代理を務めるスターたちと同じくらい有名になりつつある。7月22日（水）、ハリー王子を代理したデビッド・シャーボーンは、弁護士として新たな勝利を収めた。彼の尽力により、ハリー王子は最終的にミラー・グループ・ニューズペーパーズ社に対する裁判で勝利を収め、『ザ・サン』のオーナーとの財政的な和解を結びつつ、タブロイド紙から謝罪を得ることができた。ハリー王子は、億万長者ルパート・マードックの所有するこの企業グループが、プライベートな記事を掲載するために私立探偵を利用したり、電話のハッキングに手を染めたりしていたと非難していた。

数ヶ月前、ハリー王子や多くのセレブたちはすでにデビッド・シャーボーンに依頼し、プライバシー侵害を理由にミラー・グループ・ニューズペーパーズ社に対して裁判を起こした。この戦いで、彼は見事に勝利を収めた。名誉毀損やプライバシー侵害に関する訴訟の専門家である彼は、著名人の弁護人として頼りになる存在のようだ。

スターたちの弁護士

「タトラー」誌によると、王族がデビッド・シャーボーンに依頼したのは、ハリー王子が初めてではないという。それ以前に、彼は故ダイアナ妃を代理していた。1992年にロンドン弁護士会に登録されたデビッド・シャーボーンは、最初は刑法を専門にしていたが、その後民法に転向した。さらに、メディアやコミュニケーションに特化した重要な法律事務所「5RB」に所属し、その活動を広げた。デビッド・シャーボーンは、ジョニー・デップの『ザ・サン』への名誉毀損裁判をはじめ、キャサリン・ゼタ＝ジョーンズとマイケル・ダグラスが「ハロー！」誌に対して起こした裁判でも弁護を務め、同誌がふたりの結婚式の写真を無断で公開したと訴えた。また、彼は、エイミー・ワインハウス、シェリル・コール、リリー・アレン、ハリー・スタイルズ、シエナ・ミラーなどとともに、パパラッチに対して法的戦いを繰り広げてきた。

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大きな事件

デビッド・シャーボーンの名前は、セレブリティを巻き込んだ大きな事件でも取り上げられている。2011年、彼は電話盗聴被害者を代表して、レヴェソン調査のために出廷した。この公的調査は、イギリスの大衆紙『ニュース・オブ・ザ・ワールド』の従業員による電話盗聴スキャンダルを受けて、英国のメディア文化、慣行、倫理についての報告書を公開することを目的としたもの。この調査の過程で、デビッド・シャーボーンはJ.K.ローリングやヒュー・グラントを弁護した。2022年には、「ワガサ・クリスティ」と呼ばれる裁判で大きな役割を果たし、（「WAG」と呼ばれる）サッカー選手の妻やガールフレンドたちが対立するこの事件で、（元マンチェスター・ユナイテッドのフォワード）ウェイン・ルーニーの妻であるコリーン・ルーニーを、（ジェイミー・ヴァルディの妻）レベッカ・ヴァルディからの名誉毀損訴訟で見事に弁護した。

「著名な弁護士」

プライベートでは、デビッド・シャーボーンは二度結婚している。現在は、弁護士であるカリーヌ・パトリー・ホスキンスと生活をともにしており、ふたりはレヴェソン調査で出会った。弁護士として、セレブリティを弁護し、ほとんどの訴訟で勝利を収めていることは有名だが、彼の所属事務所はその能力を高く評価している。「デビッドは、プライバシー保護、機密性、名誉毀損、さらには婚姻法やスポーツ法において、メディアおよびコミュニケーション分野で著名な弁護士です。彼は、名誉管理に関する広範な実務経験と、予防的な出版禁止に関する革新的な仕事で、特にメディア業界で知られています」と、5RBのウェブサイトには記載されている。セレブリティのプライバシーに関する重要な事件には常に関わっており、デビッド・シャーボーンはこれからも話題に上ること間違いなしだろう。

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