バロン・トランプ、ニューヨーク大学での学生生活とは?
Celebrity 2025.02.17
2024年9月、バロン・トランプは名門ニューヨーク大学での学業を開始した。アメリカ合衆国大統領の息子である彼は、キャンパス内でできる限り目立たないようにしている。
トランプ大統領の就任式に出席したバロン・トランプ。(ワシントン、2025年1月20日)photography: DPA/ABACA
バロン・トランプは、キャンパスの幽霊のような存在かもしれない。2024年9月、彼はニューヨーク大学に入学し、スターン・スクール・オブ・ビジネスでビジネスを学んでいる。一部の人は彼に"女好き"という評判を抱いていた。しかし、雑誌「ピープル」によると、メラニア夫人とドナルド・トランプ大統領の息子である彼は、実際には3万人以上の学部生の中で最も控えめな人物だという。彼がフロリダ州のオックスブリッジ・アカデミーに通っていたときも目立ちたくないという気持ちは同様で、「プライバシーを守るために『ジャック』と呼ばれていた」と、2024年にある元同級生が『デイリー・メール』に語っていた。
ニューヨーク大学でジャーナリズムを学んでいるジュリア・ドリオは、雑誌「ヴァニティ・フェア」に対し、昨秋以来、バロン・トランプをキャンパスで一度も見かけたことがないと説明している。しかし、彼女は親しい人からアメリカ合衆国大統領の息子に関する質問が頻繁に寄せられることには慣れている。「ヴァニティ・フェア」によれば、「その大きな体格にもかかわらず、彼はキャンパス内にはほとんど姿を現さない」とのこと。これは、オルセン姉妹や、いわゆる「寮のリーダー」とされた俳優のディラン・スプラウスのように、この有名な大学に通った他のセレブたちとは対照的だ。
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あまり姿を現さない学生
バロン・トランプは大学の寮には住んでおらず、トランプ・タワーと学校を行き来している。しかし、「この20分程度の移動には制限がある」と彼の同級生たちは雑誌「ヴァニティ・フェア」に語っている。彼は他の学生たちと積極的に交流することなく、課外活動にも参加していない。ある友人は、バロンにバスケットボールを一緒にしようと誘ったことがあった。バロンは興味を示したものの、シークレットサービスのエージェントが見守る中、「こういったことをするのは許されていない」と感じているようだったと述べた。「彼はキャンパスで少し珍しい存在」とニューヨーク大学の共和党部門の会長であるカヤ・ウォーカーは説明した。さらに「彼はキャンパス内で長時間過ごすことはなく、授業に行き、家に帰るだけ」と付け加えた。また、元クラスメートは、バロンを「常に他の人たちと一定の距離を保っていた興味深い人物」と『デイリー・メール』に対し、表現した。
目立つ存在
バロン・トランプは目立たないようにしていても、人々の注目を引いてしまう。身長2メートル6センチの彼は、あまりにも目立つ存在である。さらに、父親がアメリカ合衆国大統領に就任した2021年1月20日以来、この18歳の学生は毎日、黒いSUVの車列の中で大学に到着し、その後、シークレットサービスのエージェントに護衛されている。
「キャンパスの注目の人物が帰ってきた」と、『ニューヨーク・ポスト』はその時に報じた。トランプ大統領が再びホワイトハウスに戻ったことで、バロン・トランプは「父親の再選と最も結びつけられるトランプ家の子ども」となった。しかし、不動産業の大物である父親とは対照的に、18歳の若者は公のイベントに出席する際、非常に控えめな態度を取っている。実際、彼はほとんど言葉を発することなく、SNSには公のアカウントも持っていない。国家のリーダーの息子である彼は、謎めいた人物である。
裏方に徹する
しかし、この控えめな姿勢には良い面もあるようだ。これにより、父親が持つネガティブなイメージが彼に影響を与えることはない。「彼はまだ若く、口数も少ないため、父親が引き起こす世間の反感で影響は受けにくい」と「ヴァニティ・フェア」は報じている。彼は裏方で活動しながらも、トランプ家の中で野心的な人物と見なされている。「彼は成功を収めるポテンシャルがある一方、肩肘を張らず、どんな立場の人とも気さくに接することができる人物だ」と、何度もバロン・トランプと会話をしたインフルエンサーのジャスティン・ウォーラーは分析している。まだ学生であるトランプ家の末っ子は、少しでも普通の生活を送りたいと思っているのだろうか? 彼は、好き好んでアメリカ合衆国大統領の息子になったわけではなく、注目を避けたいという気持ちが強いようだ。大学の廊下でも、政治の世界でも、バロン・トランプは依然として大きな謎に包まれた存在のままだ。
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Barron Trump returns to NYU with security detail following dad's inauguration https://t.co/BUhQ7MFcVa pic.twitter.com/83RwiIbLcb
-- Page Six (@PageSix) February 4, 2025
From madameFIGARO.fr
text: Leonie Dutrievoz (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi